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貝という名のミジンコ カイミジンコ Ostracoda [ミジンコ]

大きさは1mm程度でこんな小さな貝はいないだろうと思っていたのですが、
貝にはさらに小さいものがいるらしく、ミジンワダチガイ(Ammonicera japonica)が0.5mm位で最小らしいです。
驚くべきことに、その貝は巻貝なんです。
日本の潮だまりにいるみたいなのでチョッとみてみたいですね。

カイミジンコ2.jpg
ここに示したカイミジンコ(Ostracoda)は二枚の貝殻が蝶番でつながっているので本当に貝のようです。
うすい貝殻なのでからだが透けて見えてますね。

さて、貝とはいってもクチクラ(キチン)で出来た殻なので、エビ、カニといっしょです。
背部の蝶番の構造は良く出来ており、左右の蝶番歯列がかみ合って可動するようになっています。
また貝柱のようなものがあり、左右の貝の筋肉付着部で結合しています。
貝とは全く違う種類なのですが、機構が良く似ているのに驚かされます。

自然ってすごいですね。
(詳しいことは、化石 (83), 41-58, 2008-03-31をご覧ください。)

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