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セントラルなドグマⅡ [生命の誕生+進化]

今日は、DNAからRNAの生成部分ですね。

図示すると下のようになりますか。
DNAtoRNA2.gif
RNAポリメラーゼという酵素がDNAに結合し、DNAの螺旋をほどきDNAの鋳型からRNAを結合させていきます。
(上のGIF画像はDNAの巻が逆かもしれません、ご注意を)

図示すると簡単ですが、うまいことを考えた?ものです。

RNAより、もっと安定しているDNAに遺伝情報を蓄えておき必要な時にその情報を解きほぐし、
利用するのです。

さて昨日、3組のお話をしましたが、遺伝の暗号は3文字で1つのアミノ酸を表します。
通常はここで、64種の暗号で、20種のアミノ酸を示すので3文字必要ですと言ったお話なのですが、
本当のところどうなのでしょう。
(1文字が4種あるので4×4×4=64種ですね)

ここのところはいろんな方がいろんな解説をしているので、興味的な部分をかいつまんでみましょう。

アミノ酸の数を20種と仮定すると、1文字が4種では、2文字で16種しか表現できませんが、
1文字が6種という組み合わせを考えた方がいるのですね。
この場合6×6=36種でOKですよね。
この組み合わせの場合、イソグアニンとイソシトシンを加えるとうまくいくそうです。
(アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)+イソグアニンとイソシトシンの6種)

さらに、1文字が4種のままで4文字で暗号を作ることも可能なのだそうです。
(最大4×4×4×4=256種のアミノ酸を使用できます、実際は開始と停止も入れるので少し少なくなりますね)

いやあ皆さん色々考えるものです。
ひょっとするとそんな遺伝子を持った生物がいるかもしれませんね。

では、このへんで。

Nat Methods. 3:923-929 (2006) .と
生化学 第 87 巻第 1 号(2015) 101-111.からのお話でした。

タグ:DNA RNA
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