みーん、みんみん ミンミンゼミ [昆虫]
ここ数カ月物作りの話題でしたので、ひさしぶりにいきもののお話です。
夏です、せみがないていますね。
セミの出現時期は地域で格差があるでしょうが、
ハルゼミ(5月)→ニイニイゼミ(7月)→アブラゼミ(8月)、ミンミンゼミ、クマゼミ→ヒグラシ(8月)→ツクツクボウシ(9月)
の様な感じでしょうか?
私の居るところでは、ほとんどハルゼミはきけませんが。(松の木がありませんから)
ヒグラシは地方によっては、6、7月らしいですね。
Nature of Kagoshima vol.40 Mar:2014 133-140、によります。(南国のお話です)
今年は、ミンミンゼミが大発生みたいで、今日もミーン、ミンミンです。
こんな感じです。
結構木の高い部分に止まっていることが多いのですが、手が届く範囲にいましたので、
子供と一緒に観察してみました。
ちょっとずんぐりしていますが、綺麗なセミです。
ひっくり返すと、
で、この方はメスでしょうかね。
撮影をした後は、元の木に戻して、ありがとうです。
でっ、
鳴き方と、声の生成は色々なところで解説されていますので、さらっと図示します。
こんな感じに、他の昆虫では飛翔筋とされている筋肉を使用し、tymbal(発音膜?)を震わせて音を出します。
J. exp. Biol. 187, 45–55 (1994)からです。
日本語では、クマゼミについてですが、
大阪と科学教育 24, 1-12, 大阪府教育センター (2010)、に詳しい構造のお話がありました。
飛翔筋については、以前の記事と比較していただくといいかと思います。
この発音膜は幾重にも折りたたまれ?ひだひだに?なっていて、
それが音の増幅(+20dB程とのこと→10倍?)に一役かっているそうです。
共鳴は腹部の空洞によるものですね。
それにしても大きな音が出るものです、いつもながら生き物ってすごいと思わされます。
さて、セミが他の昆虫と異なっているのは、耳が良いのですね。
鼓膜(tympanum)の位置は上の緑の部分で、見ての通り非常に大きな膜なのです。
これはなんと音を出す筋肉(発音筋)の下にあって、さぞかしうるさいだろうと思うのですがどうなのでしょう?
聴神経の数も多いいそうです。
ところで、昆虫の耳は種類によって場所が違っているので面白いですね、
コオロギでは足に、ガやチョウ?では翅の付け根に、ガやカではさらに触角に・・・なわけで、いずれお話するかもしれません。
ところであの個性的な、「みーん、みんみん」という鳴き声はどうしてなのか?ですが、
Journal of Experimental Biology 2002 205: 1285-1292;に面白い実験の報告があって、
音程はもちろんですが、音の発生と消失、いわゆるリズムについて、非常に細かく判別できるとのことです。
セミはリズムを聞き分ける能力を身につけているということのようです。
やはり歌手、singerなのですね。
おん○はもてないということなのでしょう、か?○×△きっびっしいぃ!
夏です、せみがないていますね。
セミの出現時期は地域で格差があるでしょうが、
ハルゼミ(5月)→ニイニイゼミ(7月)→アブラゼミ(8月)、ミンミンゼミ、クマゼミ→ヒグラシ(8月)→ツクツクボウシ(9月)
の様な感じでしょうか?
私の居るところでは、ほとんどハルゼミはきけませんが。(松の木がありませんから)
ヒグラシは地方によっては、6、7月らしいですね。
Nature of Kagoshima vol.40 Mar:2014 133-140、によります。(南国のお話です)
今年は、ミンミンゼミが大発生みたいで、今日もミーン、ミンミンです。
こんな感じです。
結構木の高い部分に止まっていることが多いのですが、手が届く範囲にいましたので、
子供と一緒に観察してみました。
ちょっとずんぐりしていますが、綺麗なセミです。
ひっくり返すと、
で、この方はメスでしょうかね。
撮影をした後は、元の木に戻して、ありがとうです。
でっ、
鳴き方と、声の生成は色々なところで解説されていますので、さらっと図示します。
こんな感じに、他の昆虫では飛翔筋とされている筋肉を使用し、tymbal(発音膜?)を震わせて音を出します。
J. exp. Biol. 187, 45–55 (1994)からです。
日本語では、クマゼミについてですが、
大阪と科学教育 24, 1-12, 大阪府教育センター (2010)、に詳しい構造のお話がありました。
飛翔筋については、以前の記事と比較していただくといいかと思います。
この発音膜は幾重にも折りたたまれ?ひだひだに?なっていて、
それが音の増幅(+20dB程とのこと→10倍?)に一役かっているそうです。
共鳴は腹部の空洞によるものですね。
それにしても大きな音が出るものです、いつもながら生き物ってすごいと思わされます。
さて、セミが他の昆虫と異なっているのは、耳が良いのですね。
鼓膜(tympanum)の位置は上の緑の部分で、見ての通り非常に大きな膜なのです。
これはなんと音を出す筋肉(発音筋)の下にあって、さぞかしうるさいだろうと思うのですがどうなのでしょう?
聴神経の数も多いいそうです。
ところで、昆虫の耳は種類によって場所が違っているので面白いですね、
コオロギでは足に、ガやチョウ?では翅の付け根に、ガやカではさらに触角に・・・なわけで、いずれお話するかもしれません。
ところであの個性的な、「みーん、みんみん」という鳴き声はどうしてなのか?ですが、
Journal of Experimental Biology 2002 205: 1285-1292;に面白い実験の報告があって、
音程はもちろんですが、音の発生と消失、いわゆるリズムについて、非常に細かく判別できるとのことです。
セミはリズムを聞き分ける能力を身につけているということのようです。
やはり歌手、singerなのですね。
おん○はもてないということなのでしょう、か?○×△きっびっしいぃ!
dumbo様
セミはsingerですか?
昆虫の耳がいろいろな所にあるのは不思議ですね。
音痴はもてないのですか?
アブラゼミが鳴いています。リズムよく。(^^♪
お勉強しました。ありがとうございます。
by hirometai (2016-07-29 15:16)
hirometaiさま、こんにちは。
音痴かどうかは難しいかと思いますが、確かに同種の声を聞き分ける能力を持っているらしいです。
いい音楽は共通のものなのかもしれませんね。
by dumbo (2016-07-30 11:59)
セミが鳴きだすと夏~って感じですけどね。
暑いです。
自分で鳴いててうるさくないのかしら?(≧艸≦)ブブブ
by 原みつる (2016-08-01 16:53)
原みつるさま、こんにちは。
数日たって、アブラゼミの出現です。
夏真っ盛りです。
by dumbo (2016-08-02 12:51)