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意外な生物にも眼が、渦鞭毛虫 [アルベオラータ(繊毛虫以外)]

少し脱線?して、一見、めとは関係の無いかた?にも眼があるというお話です。

渦鞭毛虫にも眼があった、というお話です。
Nature 523, 204–207 (09 July 2015)、からです。

渦鞭毛虫の中のErythropsidiniumと、Erythropsidiniumという種類に、レンズ、網膜、色素膜を持つまさしく眼といった構造が見つかっています。
ちなみに単細胞ですから、我々とは全くの別物ということですね。
(遺伝子的にも独立して分化した独自の構造のようです)

渦鞭毛虫の眼.png
図示するとこんな感じです。

遺伝子的には、共生した、ミトコンドリア、葉緑体などから由来するらしいですが、
分裂時にもちゃんと構造が複製されることから、この生物のものになっているということのようです。


なんとすごい、構造でしょう!
眼(ocelloidという名称のようです)として機能することから今後の報告が待たれますね。


細胞群でなくても、レンズ、網膜、色素膜を作って、眼として機能するというお話でした。


そのうち、単細胞生物に脳がなんて報告が・・・
まず捕まらないでしょうがねっ
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コメント 4

ワンモア

そのうちバイオテクノロジーが進化して、
人間の後頭部にも目をつけられるなんて・・・・^^;
by ワンモア (2016-08-05 13:16) 

dumbo

ワンモアさま、こんにちは。
事実、Pax-6遺伝子等の実験から色々な部位に眼を作ることは可能のようです。
分化が進んでしまってからは難しいかもしれませんが、そのうちそれすらも制御できるようになるでしょう。
それほど遠い未来ではない予感はしていますがどうでしょうか?

どちらかと言うと倫理の問題としてとらえたほうがよさそうに思いますがいかがでしょう。
どなたかが言っていたような気がしますが、科学とは発見であるような気がしてなりません。
(善悪とは行動ということなのでしょう)
すみません、理屈っぽくなってしまって。
by dumbo (2016-08-05 14:17) 

hirometai

dumbo様
おはようございます。
単細胞に脳なんて・・・
科学の発見は次々と考えられないことを発見してゆきます。
一寸、背筋の寒くなる実験もあります。
何かが欠けているような気がします。
by hirometai (2016-08-06 08:11) 

dumbo

hirometaiさま、おはようございます。
科学は進歩していきますが、それを利用することには悪が付きまとうということでしょうか。
世界を理解することはいいことなのでしょうが、その先は節度をもって頂きたいと思いますね。
(火を使うという行為には善悪が伴うということですよね)
by dumbo (2016-08-06 08:24) 

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