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多細胞の眼 [生命の誕生+進化]

単細胞生物の眼にも色々ある事がわかってきて、最終的には、レンズ眼まで到達するのですね。

細胞ひとつでも眼を形づくる事ができるということは、多細胞生物に変化?進化?(直接ではありませんが)するための材料は出そろったということでしょう。

そのまま物質を使ったり、他の目的で使用されていたものがたまたま?使用されることもあります。
(レンズのクリスタリンと呼ばれる透明なたんぱく質は、色々な生物で機能する酵素として使用されているものと同一であることなどもあるようです。
色々な報告があるのでいまさら参考はいらないでしょうか?)
これで、はれて多細胞生物の眼について考えられそう・・・

でっ、


進む前にちょっと、横道にそれて単細胞生物が脊椎動物へと進化するために何が必要なのかを考えると、ここら辺がはっきりするような気がします。



EVOLUTION & DEVELOPMENT 10:2, 241–257 (2008)に、
6段階に分けたホヤ~脊椎動物への進化の過程を解説した報告があります。
以前ボルボックスさんへの進化の段階を12にわけた報告をご紹介しましたがそれの動物版と言ったところでしょうか?

1 METAZOA 一種の多細胞化
2 EUMETAZOA 内側の形成(腸?)
3 NEURALIA 感覚、神経細胞の分化
4 TRIPLOBLASTICA 内部に細胞の形成(内胚葉)
5 BILATERIA 軸の形成(上下あるいは左右の差異の形成)
6 EUBILATERIA 口と肛門の形成

な感じです。
おそらく、それぞれの段階の生物がいるのでしょうが、私には見つけられませんでした。
見つけたらご紹介しましょうか?


眼の形成は、神経の形成と同時期か、あるいは先か、後かという考察はさておいて、
内胚葉=消化器官など、中胚葉=血液その他よりも早く形成された可能性がありそうということですね。
(あくまで、この報告の過程でこうであったかは・・・)

この辺のところは、以前のお話と重複しますが、現在生存し(発見?され)ている生物が少ない?ない?ので
本当なのかどうかは・・・   想像ですよというお話ですね。


結局のところ、単細胞生物でも色々なめが進化していることから、結構早い時期に眼が作られたのではと考えられるというお話でした。
タグ: 進化
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