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ひとみの形 [その他(全ての生物)]

眼について面白い報告がありましたのでご紹介です。
有名な事らしいので、ご存知でしたらすみません。

Science Advances 07 Aug 2015:Vol. 1, no. 7, e1500391、からです。


猫.jpg
猫ですね。縦に長いひとみです。

この瞳は、獲物をとらえるために進化したらしいですね。
以前は色収差を抑えるため?とかが一番の理由だったらしいですが、被写界深度をかせぐためだそうです。
縦長の瞳.png
dumbo的な理解で図示しました。
被写体の位置がピント位置からずれると、
縦方向の被写界深度は深いために、ピントが合ったままですが、
横方向はピントが合わないといった感じでしょうか?

このことから、報告では、
猫の様な待ち伏せタイプの捕食者は、上下のピントが合っていた方が有利では?と結論づけています。


同じネコ科の、
ライオン01.jpg
ライオンさんのメス、
ライオン.jpg
オス、ともに、丸い瞳孔ですが、
これは、体の大きさが小さくないため、獲物をとらえるのに、上下動が少ないだろうということらしいです。

チーター.jpg
チーターも丸いでしょうか?

とはいえ、
猫01.jpg
ネコもまんまるの時があるのはいうまでもありません。(写真はそれほどでもありませんがねっ)


対する、横長の眼を持つ動物は、被食者である草食動物に多いそうです。

鹿.jpg
鹿さんです。

ヤギ02.jpg
ヤギさんですね。

報告では、左右の視野を広げるために、そうなのだということらしいです。


二つの瞳孔を持つヤモリなどのお話ものっておりますので、面白い報告ですよというお話でした。
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コメント 6

hirometai

dumbo様
今日は、良くわかります。\(^o^)/
瞳の形、考えてみたこともありませんでした。
ありがとうございます。(^^♪
by hirometai (2016-08-10 11:55) 

アヨアン・イゴカー

>縦方向の被写界深度は深いために、ピントが合ったまま
獲物の画像くっきりということですね。獲物を獲るのには、ピントがぼけていては難しいですからね。上空から獲物を狙うトンビの類など、獲物に最接近した時、果たしてピントがあっているのやら、とび職だけに、職人の感で鷲掴み(とび掴み)にしているのでしょうか。
>二つの瞳孔を持つヤモリ
ヤモリ、あの可愛い円らな瞳が、二つの瞳孔ををもっているのですね。
面白いっ!
by アヨアン・イゴカー (2016-08-10 13:29) 

dumbo

hirometaiさま、こんにちは。
この話題は意外と有名なので、ご存知だったら、かと思っていたのですが、
お役に立てたようでありがたいですね。
by dumbo (2016-08-10 16:01) 

dumbo

アヨアン・イゴカーさま、こんにちは。
トンビ(猛禽類)には色々からくりがあるようで、調べて見られると面白いと思います。
(確か一冊の本になっていたような???)
ヤモリの眼を調べてみたのですが、2とはいわず、3つそれ以上の穴?が開くようです。
縦長の瞳孔がギザギザになっているのですね。さらに面白い秘密が隠れているような気がいたします。
by dumbo (2016-08-10 16:01) 

majyo

いえいえ 初めて知る事ばかりです
言われてみれば なるほど うんうんと
ちょっとばかりお勉強しました。
目も、意識して見ていないですね。
ネコちゃん縦長なんですね
by majyo (2016-08-10 18:05) 

dumbo

majyoさま、こんばんは。
哺乳類の中だけでも結構違うのにびっくりしますよね。
ヤギさんの眼は、どことなく宇宙人?のように思えてなりませんがどうなのでしょうね?
宇宙人の瞳はどんなのでしょう?
うーん眼があるかどうかもわかりませんが、おそらく同様の進化をたどっているのでしょうね。
by dumbo (2016-08-10 18:14) 

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