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シンバル回路 Cymbal circuit [楽器]

一応完成した、Analog Percussion Synthesizerですが、シンバルの音が今一つなのでした。
感覚的には金属感が無いのですね。
ホワイトノイズをそのまま出力しているので当然と言えば当然ですが。


そこで色々検討していると、こちらのサイトに名機と呼ばれる、BOSS DR-110 Dr. Rhythmの回路の解説を見つけました。
非常に艶やかなシンバル音でいいですよね。


そのまま使用するのはどうかという感じでしたので、dumboなりにアレンジして、試作してみました。
P1260107_s.jpg
写真では74HCT04を使用していますが、HC04でもOKでしょう。


アナログシンセ_シンバル.png
こんな感じの回路です。上の試作では、コイル以降は実装していません。

回路のA地点の音は、
ホワイトノイズですね。

B地点はで、400Hz、730Hz、1200Hzの三音の合成です。
クラクションみたいでしょうか?

C地点はで、基音となります。

D地点はで、バンドパスフィルタを通しシンバルの音に成形したものです。
だいぶ金属的な音に感じますがいかがでしょう?


出てくるシンバルの音は、
です。
ちりちりとしたノイズは電源からと思われるので気にしないでください。

ちなみに以前の音は、で、
布団を叩いているようで、金属音が全くありません。

どちらが良いかは好みもあるでしょうから決めかねるところがありますが・・・


さて、DR-110では、1.15kHz、820Hz、465Hz、317Hzの4種の音を重ねているのですが、
74HC04が1個ですむように400Hz、730Hz、1200Hz、(実測)で行っています。
(400Hzは1200Hzとかぶるので400Hz部分の150kΩを180kΩとかにしたほうがいいのでしょうね?)

回路の要は、NJM4558を使用したフィルタにあるとおもうのですが、
今回、オペアンプを使用せずにトランジスターの2CS1815でまかなってみました。
バンドパステスト____0_001___0_0068.png
帯域は、シュミレーションでオペアンプとは若干違っているようでしたので、
回路のC1と書いてあるコンデンサーは0.001μFとしています。

発音のきっかけである、E地点のトリガーは、
トリガー.png
の様な波形を示します。
その下のC2と書いてあるコンデンサーで音の持続時間を調整することができるのですね。

0.0068μF位でシンバル、0.047μFでオープンハイハットでしょうか?
上のシンバル音は、0.047μFのときのものです。

本家のDR-110では、基音を2つに分けて、トリガーを3種としてさらに複雑な音ですから、
こちらはまだまだですが。では、また。
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