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テストしました バーティノフ マスク [顕微鏡・機材など]

風吹いて、寒いです。
みなさん御身体大丈夫でしょうか?ホント寒いので夜は大変です。

前回お話しました、バーティノフ マスクですが、
どんな形に見えるのか、シリウスで確認です。
バーティノフ.jpg
斜めに並んでいる小さい像が、μ4/3上の画面での大きさで、
左上から、マスク無し、三本線が出るタイプ、右下が6本なのか?・・・ですね。
マスクなしでも線が伸びているのは、反射望遠の副鏡を支える棒?があるからで、
奇数だと倍の3×2=6本という事ですね。


6本なのか?は、ピントが合っていないかもしれません、
なにしろ風が強く寒くて早々にきりあげたので、甘かったかもしれません。
今度、またチャレンジしないといけなさそうです。


とりあえず3本線のものを使ってピントを確認すると、
バーティノフマスク3本.jpg
上が合焦している時で、下がしてない時です。
中心線が左右の斜めの線側に移動してピント位置を教えてくれるそうですが、1本暗くなっているのは???

まあぁ一応、この写真からすると、普通のものが良さそうです。


ためしたマスクは、
バーティノフマスク.jpg
前回の失敗したDVDから作ったものですが、
透明ではなく、黒い遮光したものの感じが知りたかったので、黒く、塗装しました。
右のものを3個合せたものが左のになるのですが、
見ておわかりの通り個々のスリットが左右対称ではありませんので、見え方が今一なのでしょうね。

前回書き忘れましたが、スリットはφ2mmのエンドミルで切り込んだものです。


これからもっと寒くなると、シベリアとかチョモランマが必要ですね。
あっ、シベリア、チョモランマご存知?
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バーティノフ マスク bahtinov mask [顕微鏡・機材など]

星の写真は結構ピントに神経を使うのですね。

星は遠くにあるからと、無限遠とかにすると、
ピンボケ.JPG
こんな感じだったりします。

そこでどうするかというと、バーティノフ マスクなるものを使用するといいらしいです。

購入しても安い?らしいですが、CNCで自作してみました。
普通は線が3本見えるマスクなのですが、せっかくなので6本?です。

bahtinov.jpg
と、出来上がりです。

CNCが動いているのが面白いので、動画に撮ってみました。

movは
動画は34→64倍速で、三本線の試し彫りの時のものです。


透明なものでもOKらしいので、焼きそこなったDVDRで、
bahtinov_DVD.jpg
こんな感じです。

反射望遠では、中心は関係ありませんのでDVDとかCDでもOKそうですが、
うーん、見事に貼り合わせ目が、とれて・・・
bahtinov_DVD01.jpg
結局、倍に増えるという、ちょっとお得感がありますでしょうか。汗


どういう風に見えるか確認すると、
bahtinov_test.jpg
左がまあまあピントが合っているもので、右がずれているものです。
線がほとんどのびてくれませんので、改良が必要そうです。
写真は室内でLED光源ですので、星で確認したかったのですが、雲が・・・

しかも明日は雨の予報です。
実際に使用出来るのは、いつになるのでしょう?、ねっ??
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晴れた夜は・・・ [散歩]

久しぶりに夜が晴れて、また眠くなるまで散歩です。

もう冬なのですね、
オリオン座が南の空に来ていました。

オリオン01 10s.jpg
こんな感じです。
周りがありませんので、南かどうかわかりませんでしたねっ。


オリオン大星雲02 10s.jpg
さらに、もう少し寄ると、
オリオン大星雲01 10s.jpg


最後は、
オリオン大星雲 10s.jpg
10cmの反射望遠で、ガイドしながら撮影です。

なんとなく天体写真ぽくなってきましたでしょうか?
とりあえず短い時間でしたら、追尾出来ているようです。
もっと露出時間をとるためには、問題はやはり極軸ということのようです。


そろそろ、眠たくなってきました・・・また今度 Z~z~zu



追伸>コンポジットをやり直してみました。
New1_S.jpg
どうでしょうか?

10秒、ISO3200、を5枚だけですが、処理によって結構変わるものですね。
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内で降る雪 霧箱 cloud chamber [生命の誕生+進化]

関東地方もだいぶ寒くなってきてそろそろ雪かもと、
霧箱 雪.jpg
ちょっと分かりづらいでしょうか?

以前、博物館の中で撮影しました霧箱を作ってみたいと思ってまして、
近くにドライアイス屋さんがありましたので、そんなお話です。


レシピと作り方です(いろんなところで解説されていますのでいまさらで・・・すみません)
ドライアイス1kgを購入して、だいたい500円位
ドライアイス.JPG

包みを開いて、
ドライアイス02.JPG

上に、黒い紙を敷いた透明な容器を置きます。
ドライアイス霧箱.JPG
横から光を当てて、100%のエタノールをたらします。
アルコールを入れている写真を撮り忘れましたが、簡単レシピはここまでです。


しばらくすると、

movは
雪が降り始めます。
1時間以上録画したものの中で、きれいに雪?が写っているものをピックアップしています。

線を引いていないものは埃かもしれませんが、
こちらが本当の雲や雪(アルコールですが)ということなのでしょう。

近寄ったものが初めの写真で、

movは
ビットレートが低いので粗い画像ですが、
家の中に雪が降っているように感じませんでしょうか?

下からもふりますね、笑


こんなふうに私達の体には常に放射線が・・・あたっているのですね。


なぜこんなに前回のブログから時間がたっているかと申しますと、
ペルチェ冷却機.JPG
またまたジャンク箱に、ペルチェ素子があったので、この様なものを作っていたのですが、
一段では、周りの温度からだいたい40℃位しか下がらなかったという・・・

アルコールの過飽和蒸気を作るためには-30℃以下位にする必要がある様で、
外気(玄関で、だいたい15℃位)にさらしてもー25度にしかならなかったもので・・・

実際にどんな画像が撮影出来るのか確認していたという事でした、汗

毎回ですが、難しいですね、実験って・ ・ ・ 
今度はペルチェ素子2段重ねでトライしないといけません、という結論でした。


追加)高温でも可能で、
その場合にはアルコールではなく、エチレングリコールを使用するようです。
ご参考までにです。
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計算?違いでした。 [望遠鏡、天体観測]

前回のプログラムを眺めていたら・・・

時間でカウントしているのに気付きました。

具体的には
	m_time = m_time+512;  としているのに、

次の行では回数と比較していたという単純な・・・バグ
	if (m_time>14648){	//14648*0.512/1000*2=14999.552msごとにH→L
		m_time=m_time-14648;


	if (m_time>15000){	//14648*0.512/1000*2=14.999552msごとにH→L
		m_time=m_time-15000;	//端数=あまりは次回に繰り越し
と、14648→15000とするだけという・・・簡単な事だったのでした。

	if (m_led>1000){	//976*0.512*1000=499.712ms
		m_led=m_led-1000;	//端数=あまりは次回に繰り越し
の二行も976→1000にすると、LEDのチカチカも1秒ぴったり?となります。
こちらは見た目ですので大したことではありませんが。

再度撮り直しで、
(というより赤道儀にセットして動くかどうかためしていたら気付いたのですが。)
モーターガイド10分計測new01.jpg
10分後とほぼ一致するので今度は横にずらせてあります。
(両面テープのために時計が少し落ちてきてるのは気にしない?で下さい。)


ちなみに
赤道儀は前のものとは違って、これまたタンスの肥やしを発掘したものです。
極軸望遠鏡を装着出来るようですが、残念ながらついていません。
そもそもdamuboのいる所では、光害がひどくて、
北斗七星を見つけるのに苦労するぐらいですので・うーん・溜息という感じです。


メモリ部分を拡大しますと、
モーターガイド10分計測new02.jpg
1メモリ=10分進んでいるのがわかります?


動画も更新しましょう。16倍速で、600秒を37.5秒の動画にしたものです。

movは

ご参考までに、
自・己・解・決、っと、お騒がせでした。
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ドライバボードを使用 モーターガイド guide motor [望遠鏡、天体観測]

よくよく考えると、家のそばで、例えばベランダなどを使用する場合、
12Vとか24VのACアダプターでもOKかなっと思いまして・・・汗、だいぶ前に作りました、
2相用のモーターガイドを5相用に改造してご紹介です。
ドライバをちょっと変更しただけですが。

入出力が、まだ3個あまっていますので色々応用可能でしょう?
なおかつ非常にコンパクトに組みあがります。

参考までに、回路図をご紹介しておきましょう。5Vに変換する部分は図示していません。
モーターガイド.png
こんな簡単な感じで、ワンチップは今更ながらに便利ですね。

PIC16F84A のHITEC-Cによるソースです。

#define _LEGACY_HEADERS
#include "PIC.h"
#define _XTAL_FREQ 4000000 //4MHz
__CONFIG(HS & WDTDIS & PWRTDIS & UNPROTECT);

/************************************
16F84A  HI-TECH C v.9.83 
	
CPU			ドライバ	
PIC16F84A		SD5107P (内部フォトカプラの[ON:通電=L:シンク][OFF:非通電=H])
					接続しないとOFF=H
RA0		 →	CW		L→H	 CWに1step
RA1		 →	CCW		L→H	 CCWに1step
RA2		 →	AW		L=出力電流オフ H=出力電流オン	出力電流オフ入力
RA3		 →	F/H		L=HALF(0.36°) H=FULL(0.72°)
RA4		 →	CDin		カレントダウン解除信号の入力
					H=CWorCCWパルス停止後約0.1秒でモータへの出力電流を自動的に低下させる

switch (プルアップなので L=押す)
RB0		 →	Start
RB1		 →	Stop
RB2		 →	Right
RB3		 →	Left

LED
RB8		 →	H = Light ON

ウオームホイール144歯 10分でウオームギア1回転

1ステップ=0.018°(ハーフステップ)とするので、
360/0.018=20000step 10分 ⇔ 600s/20000=30ms 1step 

TIMER0割り込み
クロック4MHz→1クロック0.25μs→1命令サイクル1μs
プリスケーラレートを2とする
TMR0割り込み 1μs×2×256=0.512ms
30ms/0.512ms/2=29.296875

実際にはカウンタを1000倍として誤差をなくす???
***********************************/
//unsigned int	16	0 ~ 65,535
//unsigned long	32	0 ~ 4,294,967,295

static	bit m_Flag;				//動いているフラグ 
static	unsigned int m_ff;		//
static	unsigned int m_time;		//
static	unsigned int m_led;

static void interrupt warikomi(void) //割り込み処理
{
	//もし、タイマー割り込みなら…
	if(T0IF){
		T0IF = 0;	// TMR0割り込み禁止
		//m_timeが14648(30ms/2)になったら
		m_time = m_time+512;
		if (m_time>14648){	//14648*0.512/1000*2=14999.552msごとにH→L
			m_time=m_time-14648;
			//H or Lの切り替え 4回?で1step(L→H→L→H)
			if (m_ff==0) 	m_ff=1;
			else m_ff=0;
		}
		m_led++;
		if (m_led>976){		//976*0.512*1000=499.712ms*1000
			m_led=m_led-976;
			if (RB7==0) RB7 = 1;			// LEDon
			else RB7 = 0;					// LEDoff
		}
		return;
	}
}

//PIC16F84でないとだめ(PIC16CL84はだめ)


main(void)
{
	//入出力設定
	//		I/O ポート設定値 0=出力 1=入力
	INTCON = 0;		//bit7(~3)=0 全ての割り込みを使用不可にする
	RBPU = 1;
	PORTA = 0;
	TRISA=0b00000000;          // PORTA IO を出力に設定
	PORTB = 0;
	TRISB=0b00001111;          // PORTB IO 0-3を入力 4-7出力に設定

	RA0 = 1;			// CWoff
	RA1 = 1;			// CCWoff
	RA2 = 0;			// 出力電流オフ
	RA3 = 0;			// ハーフステップ(1step = 0.018°)
	RA4 = 1;			// カレントダウン


	RB7 = 0;			// LEDチカチカチカ
	__delay_ms(250);
	RB7 = 1;
	__delay_ms(250);
	RB7 = 0;
	__delay_ms(250);
	RB7 = 1;
	__delay_ms(250);
	RB7 = 0;
	__delay_ms(250);
	RB7 = 1;
	__delay_ms(250);
	RB7 = 0;



	GIE = 1;			//すべての割り込み許可
	T0IE = 0;			//タイマー割り込みを禁止

	T0CS = 0;			//TIMER0モジュールをタイマーとして使用
	PSA = 0;			//プリスケーラをTIMER0モジュール用にセット。

	OPTION &= 0xF8;
	OPTION |= 0x00;//CPUクロックを2分周

	TMR0 = 0x00;		//カウンタ値をリセット

	m_Flag = 0;
//	T0IE = 1;			//タイマー割り込みを許可

	int ii = 0;
	m_ff=0;
	while(1)
	{
		if ((RB1!=0)&&(m_Flag==1)) {	// RB1 が H の時 stop
			T0IE = 0;					// TMR0割り込み禁止
			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
			RB7 = 0;			// LEDoff
			m_Flag=0;
			m_led = 0;
			m_time=0;
			RA2 = 0;			// 出力電流オフ
			RB7 = 0;
			__delay_ms(100);
			RB7 = 1;
			__delay_ms(100);
			RB7 = 0;
			__delay_ms(100);
			RB7 = 1;
			__delay_ms(100);
			RB7 = 0;
		}
		if ((RB0!=0)&&(m_Flag==0)) {	// RB0 が H の時 start
			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
			RB7 = 1;			// LEDon
//			__delay_ms(100);
//			RB7 = 0;
			TMR0 = 0x00;				//カウンタ値をリセット
			T0IE = 1;					// TMR0割り込み許可
			m_Flag=1;
			m_led = 0;
			m_time=0;
			RA2 = 1;			// 出力電流オン
		}

		if ((RB2!=0)&&(m_Flag==0)) {	// RB2が H の時 1分ぶん=36°Fast_move
			RA2 = 1;			// 出力電流オン
			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
											//144歯で24h ウォーム1回転で10分なので
			for (ii=0;ii<2000;ii++){			//0.018*2000=36°→ 360°/36°=1分進む
				RB7 = 1;			// LEDon
				__delay_us(250);
				RB7 = 0;			// LEDoff
				//
				RA0 = 0;			// CW
				__delay_us(250);
				RB7 = 1;			// LEDon
				__delay_us(250);
				RB7 = 0;			// LEDoff
				//
				RA0 = 1;
				__delay_us(250);
			}
			m_time=0;
		}
		if ((RB3!=0)&&(m_Flag==0)) {	//RB3 が H の時 1分ぶん=36°Fast_move
			RA2 = 1;			// 出力電流オン
			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
			for (ii=0;ii<2000;ii++){
				RB7 = 1;			// LEDon
				__delay_us(250);
				RB7 = 0;			// LEDoff
				//
				RA1 = 0;			// CCW
				__delay_us(250);
				RB7 = 1;			// LEDon
				__delay_us(250);
				RB7 = 0;			// LEDoff
				//
				RA1 = 1;
				__delay_us(250);
			}
			m_time=0;
		}
		//タイマ作動中
		if (m_Flag==1){
//			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
			RA2 = 1;			// 出力電流オン
			//
			// CW pulse
			if (m_ff==0) 	RA0=0;
			else RA0=1;
		}
		else{
			RA0 = 1;			// CWoff
			RA1 = 1;			// CCWoff
			RB7 = 0;			// LEDoff
		}
	}

}


12/12追記)上のプログラムの修正はこちら

どの程度正確なのか10分計測してみました。早送りの動画です。

movは
若干ずれていますね。

はじめと、モーター1回転後(10分後で時計の秒針も重なるはず)を重ねますと、
モーターガイド10分計測.jpg
十数秒のずれが・・・アセンブラで組むともうちょっと正確になるのでしょうか。

普通、捨ててしまう少数以下を1000倍して先送りしているのですが。
計算違い?それとも、外部トリガーにすべきでしょうか。


うーん、ものづくりって難しいですね。tohoho

簡単なものですが、商用にはならないと思いますので、ソース、回路図はご自由にお使い下さい。
もし、ご紹介頂くのでしたら、参照かリンクしていただくとうれしいですね。
では

2019.12.10(C)dumbo
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5相ステッピンモーター って複雑です Stepper motor [顕微鏡・機材など]

やっぱりガイドモーターという事で・・・

以前ステッピングモーターのお話をしました。
その時のGIF画像はPM(Permanent Magnet:永久磁石)タイプと呼ばれるものです。
分解した写真はHBタイプなので混同されたかもしれませんので補足です。


5相モーターはほとんどんどがHB(ハイブリッド:hybrid )タイプで、
これは磁石と鉄など(磁力を伝える歯車)を組み合わせていることから来ているのでしょう。
実際、歯車だけでも磁気誘導を利用すると動きます(VRタイプ:Variable Reluctance :バリアブルリラクタンス)ので、
その中間ということらしいです。


2相のHBタイプを再度描いてみました。(PMタイプでも作れるのですが構造が複雑になります)
2相HBステッピングモーター.gif
バイポーラと呼ばれる、極性(プラスマイナス)を切り替えるもので、
切り替えないでも出来るのですが基本のようです。
回転する磁性体部分の磁気方向が考えられていて、これによって逆転する事が無いのです。
次の電磁石が、左右必ず、NとS、両極の間になっているのがわかります?


今度は、本題の5相のHBタイプ、ステッピングモーターです。
5相ステッピングモーター基本.gif
バイポーラで表示するとこんな感じになります。
キモは、隣の相が少し傾いているというところです。
そのほかに、
同相の対極が同じ(N極ならN極)になることと、
隣の相は反転している(N極S極が逆)事でしょうか。
五相進むとつなぐ+-が入れ換わるので同じ所を2度通るのですね。これはバイポーラだから当然??
上の2相と比べてみて下さい。
電磁石のずれる方向を変えると逆転します。


ちなみに
2相HBステッピングモーターsmall.gif5相ステッピングモーター基本small.gif
早いとなんだか解りませんね・・・


さて、さすがに10本の線をつなぐと回路が複雑になるので、
先人は色々工夫しました。
三種類程が有名で、SB、PD、NPと呼ばれます。
その中では、NP(ニューペンタゴン、新ペンタゴン:new pentagon)が、有名でしょうか。

さてHBタイプのバイポーラをNPに変換できるのですが、これが大変で・・・
どのようにつなぐかは、一般に
青+黒=青、赤+茶=赤、紫+橙=橙、黄+緑=緑、白+灰=黒
ですが、実際のモーターの内部はどうなのってこれが難しい。

何とか探しますと、
10線タイプのモノで、
A相=青・赤、B相=白・黄色、C相=茶・紫、D相=黒・灰、E相=橙・緑と、
5線新ペンタゴンタイプの
A=青、B=赤、C=橙、D=緑、E=黒と、
相のアルファベットが全然一致しません○×△
10線のA=5線のAのようですが、それ以外は、とほほなわけです。
考えた方はさぞかし、知恵者だったことでしょう。
(dumboは下図が正しいかどうかもわからないといった有様で、情けない・・・)


でっ、
5相ステッピングモーター基本Nペンタゴン.gif
上の様に図示出来ましたが、どうでしょうあってます?

同様に早くすると、
5相ステッピングモーター基本Nペンタゴンsmall.gif
さらに????っという感じです。

駆動方式は色々あって4相励磁の1つを作図しておきましょう。(いろんな特許が絡んでいます)
5相タイミングチャート.jpg
GIFと番号が違ってました?
電学論D、120巻7号、平成12、P897-904をご確認ください。


何故、内部が知りたいかと言いますと、
駆動用の専用ICを使わずにトランジスターorFETで組みたいという、
それだけなのですが、なにしろ、12Vとか24Vは乾電池では無理というものです。


一応、5相モーターの分解写真は、
五相ステッピング.JPG
な感じで、まえの写真と比べると、電磁石が10個あるのが解りますね。
5相モーター.jpg
上の写真とは違うモーターですが、角度を測ってみました。
相ごとに少しづつずれているのがわかると思います。


モーターガイドととして使用したものとの比較です。
五相&二相ステッピング.JPG
ギアが入っているので長くなりますが、小さいといった印象でしょうか。

5相には必ずギアがあるのではありません。
手持ちにあって、ステップを細かくしたいので選んだというだけで、
当然、2相にもギア付きのものはあります。


実際の動きは、
かくカクの2相です、

movは
マイクロステップあるいはギアを付けないと無理ってわかりますよね。
(初めに気がつかないdumboも悪いのですが・・・)

5相です、

movは
5相が絶対というわけではありませんが、スーッと動きます。
さすがギア比1/20で、1ステップ0.036°の事はあるでしょうか?
ゆっくりすぎて動いているのがわかりません。
ドライバは手持ちのトランジスタで組んでますので発熱が心配なところですが、
回路等は機会があればということで、FET(field effect transistor)にするようでしたらご紹介しましょう。

うーん、これで、うまく撮影出来るのでしょうか?
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雨上がりは月がきれいですね [望遠鏡、天体観測]

こんなお月さまでした。
aa_月.jpg
手が届きそうです。

前回の写真と比べると、きりっとしているような感じですがいかがでしょうか?

ついでに、オリオン座、おうし座、すばるの共演です。
aa_東夜景.JPG
この写真で見ると、すばるは小さく見えますが実際は・・・


オリオンの大星雲も試し撮りで、たんすの肥やしになっていたバローレンズで拡大すると
aa_orion.jpg
赤がっ無いっ、長時間撮影では無いので赤いもやが出ませんねっ、うーん?な出来栄え。
フィルターも必要なのでしょうか?


せめてもと、モーターガイドをうごかしてみたものの(動画は違う星です)

movは
なんとなく極軸はあってそうですが、かた、カタっと。
もっと細かく動くモーターでないとだめそうです。さらに、ゆらゆら揺れてますし。
赤道儀にも問題があるのかもしれません。

動画で撮影して、Registaxとか使用しましょうか???
うーん、なdumboでした



追加)学問カテゴリーらしく計算もしておきましょう。
撮影したカメラはマイクロフォーサーズですので、
マイクロフォーサーズ画角_月.jpg
月を測定しますと、直径がだいたい2090dot(上図はmmになってますが気にしないで・・・下さい)
月の視直径は、約30分=0.5°(国立天文台2016年:33分30秒~29分24秒)ですから
①∴1ドット=0.5°÷2090≒0.00024°

また、1日=24時間×60分×60秒=86400秒 なので 
②∴1秒=360°÷86400≒0.0042°

①②から1秒で0.0042÷0.00024=17.5dot
なんと、1秒で17.5ドットも星は移動するのですね。あってます?
(D=φ80mm、f=910mmの屈折望遠鏡で直焦点の値です)

したがって、1ドットも動かないようにするには1秒あたり17.5ステップ以上必要という事になるのでしょうね。



追加の追加)逆に考えると、
(0.00024÷0.0042=0.057 0.057秒で1ステップ以上動かせばいい、あるいは)
赤経軸に144歯のウオームホイールのとき、
ウオームギアを144×360=51840°動かすと24時間(86400秒)ですので、
51840÷86400=0.6°を1秒ごとに動かします。

1秒で17.5ドットとすると、
③∴0.6÷17.5=0.034°

1ステップ0.034°以下のステッピングモーターであればいいということですね。
あってます???

2相モーターでは、普通1.8°/stepなので、52以上の減速比
5相モーターでは、0.72/stepなので、21以上の減速比があれば何とかなりそうですが・・・
マイクロステップにする手もありかもしれません。

何かの参考になりましたら幸いです。

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コツブムシ Sphaeromatidae の観察? [その他(全ての生物)]

コツブムシさんをもう少し詳しく見てみます。
節足動物の基本形状?と思うのですが、あまり詳しく載っていないのです。
そこはそれ、なんとかお話にまとめてみましょう。


コツブムシ眼.JPG
まずは眼です。
複眼です。この辺は三葉虫を彷彿とさせるのでしょうか?

参考によると、化石はなかなか発見できず、
お仲間あたりの進化上の発生は、Evol Ecol (2013) 27:461–476によると、ジュラ紀あたりのようです。
カンブリアの大爆発の例もあることですし、あくまで目安というこでしょう。

コツブムシ口.JPG
口です。
ピントがずれていて解りづらいですが、まえのザリガニさんの記事を参考にして頂くと宜しいでしょうか。
かじられて痛いところは、大顎(mandible)のところでしょうね。
まさかケンミジンコさんみたいに宝石ってことはないでしょう?

J Microsc. 2013 252(2):111-21. が詳しいですね。
Nagler et al. BMC Evolutionary Biology (2017) 17:76 に進化の過程が報告されていました。


そして、腹部?です。
コツブムシ腹部.JPG
鰓?・腹脚があって呼吸のために素早く動かしています。
なので、動画でお見せしますと、

movは
せっせと酸素を取り入れています。

ちなみに以前ご登場頂いたザリガニさんは、
ザリガニ腹部♂♀00.jpg
メスでは卵を付ける部分になっていますね。


一応体の構造を図示しておきましょう。
こつぶむし.jpg
大体ですのでご容赦を・・・
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三日月の欠けた部分は?? [望遠鏡、天体観測]

とうとう頭がパンクして療養中の旦茫、dumboです


眠れないので、また散歩ですね。
三日月がきれいです。

たまに、三日月の欠けた部分に、星を描いちゃったりして、
実際そこは後が透けているわけではないので、
何か光っているものがあるとすると・・・
人工衛星、デブリ、流れ星?彗星?・・・UFOということでしょうか。

普通に見るとこんな感じです。
_月_.JPG

しかし実際には露出を上げると、
三日月_.JPG
まん丸ですね。アッつ熱のタコ焼き?
影も写りますが、この光は何処から?地球の光、宇宙?


昼間に見える月は丸いので大したことでは無いのかもしれませんが、
何か、描けた部分に星を描きたくなったりするのは病気でしょうか???


天気もいいので、他を探しておりますと、
プレアデス_.JPG
ちょっと見た感じなんだか解りませんが・・・

細工をしますと、
プレアデス_?.JPG
あ~ぁ~ す・ば・る ょ~♪♪、とわかりますね。


撮影して気付いたのですが、
プレアデス_月_.JPG
月に昴(プレアデス)を重ねると、月の方が小さいのです。当然、太陽よりも。
都会の暗い空では、昴が見つからない訳がわかったようなかんじがした、dumboでした。

あっ、やっぱり、三日月の欠けた部分に、星を描いてしまいましたねっ笑
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