モアイ歩きのミカヅキモ Walking Closterium [緑藻]
西から昇った♪~、ミカヅキモ Closterium ~♪♪ [緑藻]
ゆっくり回転 ボルボックス Volvox [緑藻]
鞭毛は動力源だけではありません [緑藻]
今日も、クラミドモナスさんです。
以前、光に対して向かっていくお話をしましたが、きょうはぶつかったら下がるというお話です。
真核生物の鞭毛は細胞壁、膜?をかぶっているということで、そこには色々な物質を埋め込む事が可能なのです。
Nat Cell Biol. 2011 May;13(5):630-2.によると、
鞭毛基部に、機械受容体である、TRP (transient receptor potential)の似た形の、TRP11が存在するそうです。
この鞭毛基部は運動するときにあまり変化がない部位で、かつ、障害物にぶつかったときに多くの変化をつかめる部位とのことで、
そこにセンサーを取り付けたということのようです。
対して、その変化を受け取る部品は鞭毛先端部分に集まっている、電位依存性カルシウムチャネル(CAV2)が存在します。
カルシウムの濃度の変化は、
鞭毛を動かす、微小管と、ダイニンを結合させ動きを制御するとのことです。
変化がどういった動きになるのかというと、
こんな感じで、Caが少ないと前進で、多いと後退という動作を行うとのことです。
Cilia2015 4:6、からです。
小さな体ですが、光センサー、追突センサーと巧妙なからくりが隠れているのですね。うーん、すごいですね。
2016/9/27)動くところのお写真がありましたので追加です。
両方の鞭毛がぶつかって、どちらに行ったらいいのかわからないといった、感じでしょうか?
以前、光に対して向かっていくお話をしましたが、きょうはぶつかったら下がるというお話です。
真核生物の鞭毛は細胞壁、膜?をかぶっているということで、そこには色々な物質を埋め込む事が可能なのです。
Nat Cell Biol. 2011 May;13(5):630-2.によると、
鞭毛基部に、機械受容体である、TRP (transient receptor potential)の似た形の、TRP11が存在するそうです。
この鞭毛基部は運動するときにあまり変化がない部位で、かつ、障害物にぶつかったときに多くの変化をつかめる部位とのことで、
そこにセンサーを取り付けたということのようです。
対して、その変化を受け取る部品は鞭毛先端部分に集まっている、電位依存性カルシウムチャネル(CAV2)が存在します。
カルシウムの濃度の変化は、
鞭毛を動かす、微小管と、ダイニンを結合させ動きを制御するとのことです。
変化がどういった動きになるのかというと、
こんな感じで、Caが少ないと前進で、多いと後退という動作を行うとのことです。
Cilia2015 4:6、からです。
小さな体ですが、光センサー、追突センサーと巧妙なからくりが隠れているのですね。うーん、すごいですね。
2016/9/27)動くところのお写真がありましたので追加です。
両方の鞭毛がぶつかって、どちらに行ったらいいのかわからないといった、感じでしょうか?
一人の好きな方もおられます [緑藻]
3次元にも組合わさります。 [緑藻]
クンショウモは平面でしたが、三次元の方もおられるのですね。
コエラストルム(Coelastrum)さんです。
16細胞でしょうか?きれいに組まれるのですね。
さらに増加して32細胞の方もおられます。
横の細胞との接点が5~6箇所と増加しています。
一見すると正二十面体の様な感じを受けますが、
細胞数は2の乗数らしいので、正二十面体の頂点数、12個ではないのですね。
葉緑体がなくなってしまってますが、
8個の方もいるようです。
三次元とは言っても表面に並んでいるだけのようですので、
ボルボックスさんたちとは全く違うというわけではありませんが・・・ボルさんとは違ってしっかりとしたつくりですね。
コエラストルム(Coelastrum)さんです。
16細胞でしょうか?きれいに組まれるのですね。
さらに増加して32細胞の方もおられます。
横の細胞との接点が5~6箇所と増加しています。
一見すると正二十面体の様な感じを受けますが、
細胞数は2の乗数らしいので、正二十面体の頂点数、12個ではないのですね。
葉緑体がなくなってしまってますが、
8個の方もいるようです。
三次元とは言っても表面に並んでいるだけのようですので、
ボルボックスさんたちとは全く違うというわけではありませんが・・・ボルさんとは違ってしっかりとしたつくりですね。
ざらざらのビスケット [緑藻]
食べるとけがします [緑藻]
ス○ンのようだとお話いたしましたが、実はこれ食べられません。
毒とかではなく、口を切るかもしれないというお話です。
揚げそこないでしょうか?ひしゃげてますね。
形の問題ではなく、この透明部分の殻はガラスで出来ているそうです。
全体ではないでしょうが、間違いなく怪我しますね。
Nature vol.216 october 7.1967 P.68.からのお話でした。
どうりで、カバーグラスでも壊れないわけです(同じガラスですが)。
カッチカチです。
毒とかではなく、口を切るかもしれないというお話です。
揚げそこないでしょうか?ひしゃげてますね。
形の問題ではなく、この透明部分の殻はガラスで出来ているそうです。
全体ではないでしょうが、間違いなく怪我しますね。
Nature vol.216 october 7.1967 P.68.からのお話でした。
どうりで、カバーグラスでも壊れないわけです(同じガラスですが)。
カッチカチです。
三種の変形 クンショウモ [緑藻]
前回の分裂?が一般的なもので、その他に2種の増殖法が知られています。
一つは接合子(zygote)を生成するいわゆる優性生殖で、もう一つが無性生殖で前回の亜形です。
亜形はいったん鞭毛を持った子どもが泳ぎ出し、分裂し、親と同じ形になっていくもので、
予言?はされていたのですが、やっとそれが確認されたとのことです。
クンショウモにもいろいろあるのですね。
Water Research. 09/2014; 60:130–140. からのお話でした。
追加)上記の報告はPediastrum boryanumによるものですが、
鞭毛体を持った細胞郡の期間は4分と報告されています。
なかなかお眼にかからないわけですね。
一つは接合子(zygote)を生成するいわゆる優性生殖で、もう一つが無性生殖で前回の亜形です。
亜形はいったん鞭毛を持った子どもが泳ぎ出し、分裂し、親と同じ形になっていくもので、
予言?はされていたのですが、やっとそれが確認されたとのことです。
クンショウモにもいろいろあるのですね。
Water Research. 09/2014; 60:130–140. からのお話でした。
追加)上記の報告はPediastrum boryanumによるものですが、
鞭毛体を持った細胞郡の期間は4分と報告されています。
なかなかお眼にかからないわけですね。
形は場所から クンショウモ Pediastrum [緑藻]
クンショウモ(Pediastrum duplex)の分裂ですね。
小さなクンショウモが親のカプセルの中でつくられて、増えていきます。
実際には下図のようになるでしょうか。
親の細胞の中で2本の鞭毛(flagella)を持った子供たちが作られ、それらが成長すると娘細胞郡になります。
この鞭毛体は実際には目にしたことは無いのですが、
Biol. SERlE 16. NUMMER 38 - 1984 - E 2792.にドイツ語でしたが、分裂時の写真がありました。
(ドイツ語で読めませんでしたが、この鞭毛体の時期は非常に短そうですね。20分???)
そして、その形のまま大きくなり親に成長します。
さて、ここで面白いところは、その細胞たちにはどれもツノをつくる能力が備わっていることです。
それぞれの周囲に接触する?細胞が無ければそこにツノがつくられます。
したがって、中心でも位置がずれて空間が生じてしまうと、そこにもツノが出来るのですね。
たまに目にするいびつな形はそのためなのでしょう。
平らな円盤の中を移動して、結果的にうまい具合に散らばって位置が決まるのでしょう?
綺麗なクンショウ型が、あらかじめ決められているわけではないところがなんとも不思議ですよね。
生物物理Vol. 13 No.2 (1973)に、ビワクンショウモのパターンの基本的な考え方が報告されています。
拡散のマジックが、ここにも見て取れるのでしょうか?
小さなクンショウモが親のカプセルの中でつくられて、増えていきます。
実際には下図のようになるでしょうか。
親の細胞の中で2本の鞭毛(flagella)を持った子供たちが作られ、それらが成長すると娘細胞郡になります。
この鞭毛体は実際には目にしたことは無いのですが、
Biol. SERlE 16. NUMMER 38 - 1984 - E 2792.にドイツ語でしたが、分裂時の写真がありました。
(ドイツ語で読めませんでしたが、この鞭毛体の時期は非常に短そうですね。20分???)
そして、その形のまま大きくなり親に成長します。
さて、ここで面白いところは、その細胞たちにはどれもツノをつくる能力が備わっていることです。
それぞれの周囲に接触する?細胞が無ければそこにツノがつくられます。
したがって、中心でも位置がずれて空間が生じてしまうと、そこにもツノが出来るのですね。
たまに目にするいびつな形はそのためなのでしょう。
平らな円盤の中を移動して、結果的にうまい具合に散らばって位置が決まるのでしょう?
綺麗なクンショウ型が、あらかじめ決められているわけではないところがなんとも不思議ですよね。
生物物理Vol. 13 No.2 (1973)に、ビワクンショウモのパターンの基本的な考え方が報告されています。
拡散のマジックが、ここにも見て取れるのでしょうか?