SSブログ

ケンミジンコは30日で卵を産みます [ミジンコ]

ケンミジンコの生活環について詳しく述べているところはあまり見かけないので調べてみました。

Dev, Growth & Diff V16, Iss3, p213–224, 1974によると。
ノコギリケンミジンコ(Eucyclops serrulatus)を育てた時のことがのっています。
水温20℃で、えさは日本そば?を与えるんですね(生餌でなくてもいいみたいです)。

まずはペアリングから始まり、オスがメスを抱え込み精子を渡します。
数日で、受精した卵は卵嚢と呼ばれる袋ごとからだから分離し、再びメスは産卵の準備をします。
産み落とされた卵は卵嚢1個に約10個で、計20個の卵はその後ノープリウス(Nauplius)に孵化します。
ノープリウスⅠ~Ⅵは8日間で脱皮し、コペポディド(Copepodid)Ⅰ~Ⅵは11~12日間で脱皮をして大人になります。
大人になったメスのケンミジンコは5~6日で産卵が出来るとのことでした。
ところで孵化したオスメスの割合は1:1とのことですが、それにしてはなかなかオスに出会いませんよね?

ノコギリケンミジンコ ライ.png
さて文章だけでは分かりづらいので絵にしておきます。
始めの段階から雌雄に分かれているのでしょうが、便宜上成熟してからオスメスを分けて書きました。

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

にほんブログ村 教育ブログへ

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました