センダングサ Ⅲ [植物]
またこの季節になってきて、前の写真を見ると解像度が・・・もっときれいに撮れるはず、
なので、再撮影してみました。
出来立て?な感じ
完熟?
トゲです。
似たような写真ですが見やすくなりましたでしょうか?汗
まだ甘いかなぁ~
なので、再撮影してみました。
出来立て?な感じ
完熟?
トゲです。
似たような写真ですが見やすくなりましたでしょうか?汗
まだ甘いかなぁ~
木の幹も紅葉?です。 苔 コケ [植物]
センダングサのトゲって? [植物]
またズボンの裾にくっつくのです、
以前トゲとげをお見せしましたが、
そのとげは何処から作られるのか気になって見てみました。
草の全体像は、青空をバックに
コセンダングサでしょうか?
さて花は
となっていて菊のようなのですね。
そもそもキク科ですのでそうなのですが、タンポポにも見えなくないような。
まわりを取り巻いている緑色の部分は、萼(ガク)ではなく、総苞(ソウホウ)とよぶもののようです。
イチゴのときを思い出しまして、
花托(カタク)=イチゴの赤い実の部分の下の蔕(ヘタ)、
つまんで食べるところですね、と同じ気がしてならないのですが、
何処を見てもイチゴのヘタ=ガクとしているのです。
どうなのでしょう?
これはカタクの下ですから、ホウと思うのですがいかがなのでしょう???
横道にそれるのはこれくらいにして、
トゲを見てみましょう。
以下に花の成長段階の写真を並べます。
花が、
ひらきます、
花の下から、
トゲが、
出てきます。
周囲がほわっとしているのは、深度合成したからで気にしないでください。
周りからでは解りにくいのでちょっと分割しまして、
花がしぼんだ直後、
と、
少し経ったところです。
トゲはかなり初めの段階で、花の下に用意されているようです。
この部分は、痩果(ソウカ)と呼ばれる実のカラ部分で、
お米の籾殻(モミガラ)と大体似たような感じの部分らしいです。
ちなみにお米は穎果(エイカ)と呼ばれる実で、イチゴは・・・???
う~~~ん、いつもながらに用語は難しいというお話でした・・・???
以前トゲとげをお見せしましたが、
そのとげは何処から作られるのか気になって見てみました。
草の全体像は、青空をバックに
コセンダングサでしょうか?
さて花は
となっていて菊のようなのですね。
そもそもキク科ですのでそうなのですが、タンポポにも見えなくないような。
まわりを取り巻いている緑色の部分は、萼(ガク)ではなく、総苞(ソウホウ)とよぶもののようです。
イチゴのときを思い出しまして、
花托(カタク)=イチゴの赤い実の部分の下の蔕(ヘタ)、
つまんで食べるところですね、と同じ気がしてならないのですが、
何処を見てもイチゴのヘタ=ガクとしているのです。
どうなのでしょう?
これはカタクの下ですから、ホウと思うのですがいかがなのでしょう???
横道にそれるのはこれくらいにして、
トゲを見てみましょう。
以下に花の成長段階の写真を並べます。
花が、
ひらきます、
花の下から、
トゲが、
出てきます。
周囲がほわっとしているのは、深度合成したからで気にしないでください。
周りからでは解りにくいのでちょっと分割しまして、
花がしぼんだ直後、
と、
少し経ったところです。
トゲはかなり初めの段階で、花の下に用意されているようです。
この部分は、痩果(ソウカ)と呼ばれる実のカラ部分で、
お米の籾殻(モミガラ)と大体似たような感じの部分らしいです。
ちなみにお米は穎果(エイカ)と呼ばれる実で、イチゴは・・・???
う~~~ん、いつもながらに用語は難しいというお話でした・・・???
セイタカアキノキリンソウ って 虫媒花 [植物]
なんかムズムズすると申すものですから、
セイタカアワダチソウことセイタカアキノキリンソウが咲き誇ってます。
ところがこれ、虫媒花でぬれぎぬをきせられているのですね。
花粉は虫にくっついて運ばれるので、空に舞う事はないのです、したがって花粉症にはなり難いと・・・
まあ、セイタカアキノキリンソウ花粉症は1977年に報告がありますからどうなのでしょう?
全くないわけではないのでしょうね。
ちなみに、真犯人?のブタクサ花粉症は、1961年に報告されているようです。
花粉症環境保健マニュアル、環境省からです。
虫ばっ花?もとい、キリンさんを拡大してみました。
弱拡大です。
結構可愛い花ですね。
もっと寄るとこんな感じ。
濡れ衣の花粉はというと、
くっついてます。
10×直焦点(都合100倍???)では、
ブタさんと区別つき辛いらしいのでやっぱりトゲとげしているのでした。
セイタカアワダチソウことセイタカアキノキリンソウが咲き誇ってます。
ところがこれ、虫媒花でぬれぎぬをきせられているのですね。
花粉は虫にくっついて運ばれるので、空に舞う事はないのです、したがって花粉症にはなり難いと・・・
まあ、セイタカアキノキリンソウ花粉症は1977年に報告がありますからどうなのでしょう?
全くないわけではないのでしょうね。
ちなみに、真犯人?のブタクサ花粉症は、1961年に報告されているようです。
花粉症環境保健マニュアル、環境省からです。
虫ばっ花?もとい、キリンさんを拡大してみました。
弱拡大です。
結構可愛い花ですね。
もっと寄るとこんな感じ。
濡れ衣の花粉はというと、
くっついてます。
10×直焦点(都合100倍???)では、
ブタさんと区別つき辛いらしいのでやっぱりトゲとげしているのでした。
花は葉っぱから [植物]
つつじが続きます。
散歩をしていると、
な感じのツツジがありました。
注目部分を円で拡大しています。
変わった形のおしべですね。
これは、花弁化という現象で、遺伝子異常ということのようです。
よく見ると、
もっと変わった形のものが・・・
この花は、上下二本のオシベがピンク色の花びらみたいになっています。
このツツジは、枝?株?全体がこんな感じで、
周囲の花もよく似た変異を起こしていました。
こういうものがあったりすると、何かの影響では?
と考えが進みますが、どうなのでしょう?
最近になって増加しているのでしょうか?でも結構前から見られるらしいので、
よくおこる現象のようです。
さて、なぜオシベが花びらに?
そのカギは、MADS-box 遺伝子というものにあるそうです。
植物の遺伝子はシロイヌナズナでよく調べられていて、
NATURE VOL 409 25 JANUARY 2001 525-529が詳しいでしょうか?
例によって、dumbo的に図示することにしましょう。
こんな感じに、
A遺伝子が作用するとガクに、AとBが作用して花びらに、
BCが作用してオシベ、Cが作用してメシベにと変化するのです。
これは、それぞれの遺伝子の働きを止めると異常が生じることから調べられました。
すごいことにABCすべての遺伝子の発現を停止させると、葉っぱだけからなる花ができるのです。
花は葉っぱからできていたのですね。
しかも意外と単純な組み合わせだけによって。
(実際はもっと込み入っているのでしょうが、本筋は簡単だったということですね)
原因は?(はてな)なところですが、
上の写真のツツジは、MADS-boxC遺伝子が働かずに、A遺伝子が働くようになってしまったのでしょう。
報告によっては、AとCは抑制的と書いてあり、
A遺伝子の末端が延長して?(他のものがくっついて=交換可能?)Cになるようです。
(この場合、Cの一部が壊れて、Aになったということでしょう。AとCは表でも同時に発現しませんしね。)
ツツジではと探しますと、
島根大学生物資源科学部研究報告 第10号、64-65に報告がありました。
ところで、葉っぱから花はできるでしょうか?
そういうことを調べた方がおられまして、
結論から言うと、ABCの遺伝子?それからなるたんぱく?を注入しても花にはなりませんでした。
残念・・・ではなく更なるみなさんの研究の結果、
MADS-box 遺伝子の複合体(1つからではなく数種が結合して)が関係していることが判明しました。
それはSEP3という遺伝子らしく、MADS-box 遺伝子の1種らしいのでした。
こちらは、Eという名称です。
総論は、
蛋白質 核酸 酵素 Vol.46 No12(2001)が詳しいでしょうか?
いつもながらに、皆様方の素晴らしいお仕事ありがとうございます。
追加)The Plant Journal, (2011), 67, 971–979によると、
ファイトプラズマ(マイコプラズマより小さい植物病原細菌?
アジサイ葉化病:日植病報 62: 537-540 1996で有名ですね)の感染で、
ペチュニアの花弁化がおこることが報告されていました。
ちなみに、ファイロジェン(phyllogen)という遺伝子らしいです。
Plant J. 2014 May;78(4):541-54に追記?がありました。
さらに、J Exp Bot. 2017 May 17;68(11):2799-2811によると、
この、ファイロジェンはあらゆる植物のMADSドメイン転写因子に結合、分解するらしいので、
ひょっとすると、この細菌?によるものかもしれませんが、
未確認ですし、全体が葉化するみたいですからちがうのでしょう。
総説は日本語の、
Regulation of Plant Growth & Development Vol.49, No.2, 131-136, 2014がわかりやすいでしょう。
すべての植物を葉化できるかもしれないものがいるというのは、本当に生き物って不思議です。
散歩をしていると、
な感じのツツジがありました。
注目部分を円で拡大しています。
変わった形のおしべですね。
これは、花弁化という現象で、遺伝子異常ということのようです。
よく見ると、
もっと変わった形のものが・・・
この花は、上下二本のオシベがピンク色の花びらみたいになっています。
このツツジは、枝?株?全体がこんな感じで、
周囲の花もよく似た変異を起こしていました。
こういうものがあったりすると、何かの影響では?
と考えが進みますが、どうなのでしょう?
最近になって増加しているのでしょうか?でも結構前から見られるらしいので、
よくおこる現象のようです。
さて、なぜオシベが花びらに?
そのカギは、MADS-box 遺伝子というものにあるそうです。
植物の遺伝子はシロイヌナズナでよく調べられていて、
NATURE VOL 409 25 JANUARY 2001 525-529が詳しいでしょうか?
例によって、dumbo的に図示することにしましょう。
こんな感じに、
A遺伝子が作用するとガクに、AとBが作用して花びらに、
BCが作用してオシベ、Cが作用してメシベにと変化するのです。
これは、それぞれの遺伝子の働きを止めると異常が生じることから調べられました。
すごいことにABCすべての遺伝子の発現を停止させると、葉っぱだけからなる花ができるのです。
花は葉っぱからできていたのですね。
しかも意外と単純な組み合わせだけによって。
(実際はもっと込み入っているのでしょうが、本筋は簡単だったということですね)
原因は?(はてな)なところですが、
上の写真のツツジは、MADS-boxC遺伝子が働かずに、A遺伝子が働くようになってしまったのでしょう。
報告によっては、AとCは抑制的と書いてあり、
A遺伝子の末端が延長して?(他のものがくっついて=交換可能?)Cになるようです。
(この場合、Cの一部が壊れて、Aになったということでしょう。AとCは表でも同時に発現しませんしね。)
ツツジではと探しますと、
島根大学生物資源科学部研究報告 第10号、64-65に報告がありました。
ところで、葉っぱから花はできるでしょうか?
そういうことを調べた方がおられまして、
結論から言うと、ABCの遺伝子?それからなるたんぱく?を注入しても花にはなりませんでした。
残念・・・ではなく更なるみなさんの研究の結果、
MADS-box 遺伝子の複合体(1つからではなく数種が結合して)が関係していることが判明しました。
それはSEP3という遺伝子らしく、MADS-box 遺伝子の1種らしいのでした。
こちらは、Eという名称です。
総論は、
蛋白質 核酸 酵素 Vol.46 No12(2001)が詳しいでしょうか?
いつもながらに、皆様方の素晴らしいお仕事ありがとうございます。
追加)The Plant Journal, (2011), 67, 971–979によると、
ファイトプラズマ(マイコプラズマより小さい植物病原細菌?
アジサイ葉化病:日植病報 62: 537-540 1996で有名ですね)の感染で、
ペチュニアの花弁化がおこることが報告されていました。
ちなみに、ファイロジェン(phyllogen)という遺伝子らしいです。
Plant J. 2014 May;78(4):541-54に追記?がありました。
さらに、J Exp Bot. 2017 May 17;68(11):2799-2811によると、
この、ファイロジェンはあらゆる植物のMADSドメイン転写因子に結合、分解するらしいので、
ひょっとすると、この細菌?によるものかもしれませんが、
未確認ですし、全体が葉化するみたいですからちがうのでしょう。
総説は日本語の、
Regulation of Plant Growth & Development Vol.49, No.2, 131-136, 2014がわかりやすいでしょう。
すべての植物を葉化できるかもしれないものがいるというのは、本当に生き物って不思議です。
つづきまして~ツツジ・・・ [植物]
またまた、ツツジですみません。 [植物]
縦を忘れていましたので、再度アップです。
縦切りですとこんな感じです。
青い線維はごみですね?
拡大すると・・・、深度合成って難しぃ
3Dで動かしてみましょう、
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
全体像がつかめましたでしょうか?
縦切りですとこんな感じです。
青い線維はごみですね?
拡大すると・・・、深度合成って難しぃ
3Dで動かしてみましょう、
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
全体像がつかめましたでしょうか?
ツツジ オシベ 花粉 再び。 [植物]
画像の解像度がいまいちな感じでしたので、機材を変えて撮りなおしです。
低倍率?ですね、
花粉があふれ出ています。
もうちょっとよってみますとこんな感じです。
中は、
こうなっています。
深度合成が破綻しちゃっていますが、前日よりは見やすいでしょうか?
花粉を普通の透過型顕微鏡で見てみると、
特徴的な糸が出ているのですね。
まえに、風に吹かれてふりまくようにとお話しましたが、
この糸が虫に引っかかって媒介されるらしいです。
そういうわけで上の写真のように、花粉が繋がって出てくるのです、
よく出来ていると感心させられますね。
1っこの花粉は、四つの細胞からなっているようです。
身近な花ですが、みどころが沢山というお話でした。
dumboだけかなぁ???
低倍率?ですね、
花粉があふれ出ています。
もうちょっとよってみますとこんな感じです。
中は、
こうなっています。
深度合成が破綻しちゃっていますが、前日よりは見やすいでしょうか?
花粉を普通の透過型顕微鏡で見てみると、
特徴的な糸が出ているのですね。
まえに、風に吹かれてふりまくようにとお話しましたが、
この糸が虫に引っかかって媒介されるらしいです。
そういうわけで上の写真のように、花粉が繋がって出てくるのです、
よく出来ていると感心させられますね。
1っこの花粉は、四つの細胞からなっているようです。
身近な花ですが、みどころが沢山というお話でした。
dumboだけかなぁ???
ツツジ オシベ(雄蘂:ゆうずい) [植物]
以前、サツキ?のオシベがつつになっているとお話しましたが、
中がどうなっているのか気になって、
道路で咲いているツツジを観察してみました。
オシベを数本とりまして(すみません)
横からです。
小さい穴で、花粉が出るのでしょうか~ぁ不思議ですね。
輪切りにしてみると、
うーん、潰れてしまいましたっ。
切った端は、飛んでいってしまって・・・何処でしょう?・・・
こんなところに・・・
ホントに輪っかが2つです。
縦に切ると、
わかりづらいですが、
袋のまわりにびっしりと花粉が付いているようです。
中がどうなっているのか気になって、
道路で咲いているツツジを観察してみました。
オシベを数本とりまして(すみません)
横からです。
小さい穴で、花粉が出るのでしょうか~ぁ不思議ですね。
輪切りにしてみると、
うーん、潰れてしまいましたっ。
切った端は、飛んでいってしまって・・・何処でしょう?・・・
こんなところに・・・
ホントに輪っかが2つです。
縦に切ると、
わかりづらいですが、
袋のまわりにびっしりと花粉が付いているようです。