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手裏剣?撒菱? トレウバリア Treubaria [トレボウクシア藻]

今日は、手裏剣や、まきびしのような形をしたトレボウクシア藻、広義の緑藻?の仲間のご紹介です。

トレウバリア(Treubaria)さんです。
トレウバリア.jpg
三角だったり

トレウバリア2.jpg
四角だったり、もーっといっぱい(10以上)だったりします。

The Freshwater Algal Flora of the British Islesに下の様な分類がちょっとだけありました。

細胞は三角で辺が真っ直ぐか凸 T.schmidlei
細胞は辺が凹む
丸まった三角~球形で、粘液質の容器を欠く T.setigera
三角で、粘液質の容器に包まれる T.triappendiculata
となるようです。

特徴的な形をしていてさぞかしかわった生態をしているのかと数日あっちこっち探したのですが、
ほとんど記載がありませんでした。
Contribution à l`étude de Treubaria Bernard (Chlorococcales, Chlorophyceae). Candollea 35: 37-70.
がよさそうなのですが、残念ながら見つけられませんでした。
(英語でない可能性が大なので取り寄せても読めないかもしれません、但しSEM像はありそうです)
ちなみに、International Review of Hydrobiology Volume 94, Issue 1, pages 29–39, February 2009に、
Treubaria schmidleiのSEM像が1枚だけありました。

さて、有名なhttp://www.algaebase.org/によると、
さらに数種記載があり、そのうち1種には4鞭毛のある遊走子の時期があり動き回るとのことです。

突起のできかたも・・・細胞壁が突出するのでなく、細胞壁に新たに作られたものらしいです。
国立科博專報,(18),1985年t2月1日、によります。

すごく興味深い種類なのですが・・・ねぇ

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