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ADコンバータ で、いってみよう [ものづくり]

昨日、ADコンバータで入力しました・・・
で、ADコンバータをご存じない方もおられるでしょうから一応解説をしておきましょうか?

実物は
P1220134.JPG
かなり昔の、大作?でしょうか。
(昔はマメでしたねぇ・・・いまは・・・目が見づらくて・・・)


実際のADコンバータはと言うと
P1220135.JPG
の中の縦長のICで、ADC0820と書いてある部品ですね。

そのほかは、データーを取り込むマイコンと、アナログ信号をとどめておくサンプルホールド、
8ch入力のためのマルチプレクサなど々です。


さて、ADコンバーターというのは、かんたんにいうと、
アナログ信号をデジタル信号に変換するものです。


あまり聞き覚えがない方でも、パソコンに音を録音するサウンドボードはご存知でしょうか?
これは、まさしくAD、DAコンバータで、アナログの音声信号をデジタルに変換、あるいはその逆を行ってくれます。


じゃあ、たいしたものではない?ですが、決定的な違いはDC信号(直流)を読めるか読めないかですね。

サウンドボードはDC(直流)成分が必要ないので(あるとスピーカーを破壊します)、
入力、出力にコンデンサーを入れてあります。

実際にサウンドボードを改造して(=コンデンサーを外して直結)いる方もおられますね。



かなり昔の回路図があったので、一応ご紹介です。
(上の写真とは異なりますが、ADC0820→AD7820で同じもの。また、SH:サンプルホールドは1回路しか図示していません)
ADCON.png
回路のわからない方はちんぷんかんぷんでしょうが、
INPUTと書かれているところから入力し、D1~D7へとデジタル出力するものです。


実際のデーター入力は、今は枯れたインターフェースのRS232Cで行っています。
転送部分にはマイコンを入れてあり、
これまた枯れてしまったZ80(東芝のTMPZ84C015?という周辺チップを組み込んだLSI)を使用していますね。
(これだけでもこの装置がいかに古いかおわかりでしょう?、笑)

Z80.png
マイコン周りはこんな感じで、記憶が正しければCTCに入れる外部クロックに同期してサンプリングしていました。
セイコーのSPG8640Aという、プログラムクロックを使用したと思います。


お疲れさまでした。
そして、これが生き物とどうかかわるかは次回にでも。
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