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カラをかぶったアメーバ トゲフセツボカムリ Centropyxis aculeata [肉質虫]

トゲフセツボカムリ.jpg
殻をかぶったアメーバのディフルギア(Difflugina)の中の大型種、トゲフセツボカムリ(Centropyxis aculeata)です。

こんな形でどうやって分裂するのだろうと思ったので調べると、やっぱり変わっていて、
Genetics. 1918 Mar;3(2):173-206. によると、
まず始めに、古い殻の開口部から細胞質が膨張し、古い殻と点対称(開口部をくっつけた形)に新しい殻を形成します。
新しい殻の表面に、砂粒やその他珪藻などを付着させた後、硬化して新しいお家が完成します。
その後内部の細胞は分裂し、子供のアメーバが誕生するとのことです。

さて面白いのは分裂の仕方だけでなく、
クローンであるはずの子供の棘の数と、開口部の大きさが必ずしも一致しないという点でしょう。
ここにも形質の遺伝についての、いたずらが潜んでいるようです。

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