ゴキと呼ばないで スティロニキア Stylonychia = Tetmemena [繊毛虫]
チョッと分類が飛びますが、スティロニキア(Stylonychia = Tetmemena)さんのご登場です。
今までのゾウリムシ君達から、だいぶ変形してきましたね。
繊毛の分布もかなり細分化されているので下に図示しておきましょう。
(図には示せませんでしたが、背中には6列の細かい繊毛列があります。)
目立った特長は、横繊毛(transverse cirri)と呼ばれる尾腹部の繊毛列と、
口のまわりの周口小膜域:周口膜(adoral zone of membranelles)と呼ばれる繊毛の列を持っています。
周口小膜域は波動膜(undulating membrane)の外側にさらに大きな櫛状の構造として見られます。
その構造は細い繊毛を幾重にも重ねた独特の構造をしていて、ひげ鯨のひげのような格好をしています。
さて、このスティロニキアさんは、繊毛を上手に使ってまさに船虫、ゴキブリのような動きをみせます。
さながら足といった動きをするのですが、どういった構造で、機構なのか報告が見当たらないので、
見つけましたらまた「ご・報・告」ということで今日はここまでです。
櫛の構造は、
Dev Biol. 2008 Feb 1;314(1):150-60.が詳しいでしょうか。
今までのゾウリムシ君達から、だいぶ変形してきましたね。
繊毛の分布もかなり細分化されているので下に図示しておきましょう。
(図には示せませんでしたが、背中には6列の細かい繊毛列があります。)
目立った特長は、横繊毛(transverse cirri)と呼ばれる尾腹部の繊毛列と、
口のまわりの周口小膜域:周口膜(adoral zone of membranelles)と呼ばれる繊毛の列を持っています。
周口小膜域は波動膜(undulating membrane)の外側にさらに大きな櫛状の構造として見られます。
その構造は細い繊毛を幾重にも重ねた独特の構造をしていて、ひげ鯨のひげのような格好をしています。
さて、このスティロニキアさんは、繊毛を上手に使ってまさに船虫、ゴキブリのような動きをみせます。
さながら足といった動きをするのですが、どういった構造で、機構なのか報告が見当たらないので、
見つけましたらまた「ご・報・告」ということで今日はここまでです。
櫛の構造は、
Dev Biol. 2008 Feb 1;314(1):150-60.が詳しいでしょうか。
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