小さくなったゴキ アスピディスカ Aspidisca [繊毛虫]
今度は、スティロニキアさんを小さくした繊毛虫の、アスピディスカ(Aspidisca)さんです。
動くのがすばやいのでブレまくってますね。
いつもはこんな感じに何かのうえをカサカサと這い回っています。
前にある5から7本くらいの繊毛の束(frontventral cirri =frontal cirri+ventral cirri)と、
後ろの5本の繊毛の束(transverse cirri)を上手に使って這い回る姿は、かわいらしくもあります。
周口小膜域(adoral zone of membranelles)があるのですが、
前に少し、後ろに長めに、の2つに分かれています。
その外側に口端棘(peristomial spur)とよばれる突起状の構造がなんとなく認められますが、
わかりますでしょうか?(上の写真ですと右下の繊毛の脇です。)
やっぱり、図示しておきましょうね。
背中側には数本の縦溝があり貝殻のようになっています。(溝には小さい繊毛があるものもあります。)
海にも仲間がいて、報告ではそちらの方が多いですね。
European Journal of Protistology 49 (2013) 634–643.が目新しい報告でしょうか。
Systema Naturae, 2002, Vol. 4, pp. 15-59.に動くときの繊毛の様子があったのですが、
何語かわからず読めませんでした。(残念ですが、絵は参考になると思います)
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