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楽々波 ジクチオスフェリウム Dictyosphaerium [トレボウクシア藻]

連鶴に「楽々波(さざなみ)」というのがあるのをご存知と思いますが、
今日はそんな方のご紹介です。

ジクチオスフェリウム.jpg
ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium)さんです。

この方は、親の細胞壁を連結膜?、糸?として多細胞化しているという特徴があります。

想像なのですが、
ジクチオスフェリウム.png
こんな感じに、さざなみのごとく親の細胞壁を切り分けて、
それを支持膜や糸として、子細胞をつなぎとめているのでしょうか?
図は2段で4×4=16細胞ですが、写真は4×4×4=64細胞なのでしょう、うまいこと考えたものです。

原理的にはフラクタル(fractale)のように、切り分け→増殖→切り分けと、何重にも続けられます。
シェルピンスキーの三角形(Sierpinski triangle)とか、ご存知でしょうか?

立体にすると、ロマネスコ(は左13、右8の螺旋ですが)といった野菜の原型になるでしょうか、
原理は単純なのですが、なんと興味をそそられる図形が出来上がることでしょう。
(実際にはさらなる不思議が隠れているのでしょう、想像が膨らみます。)

(ロマネスコについては、黄金比・・・という説明をよく目にしますが、
おそらく構成している物質、たんぱく質?、繊維質?などの構造に由来するのでしょう。
なぜなら、ロマネスコはカリフラワーとブロッコリーから「人為的」に作られた雑種らしいので、
黄金比に並ぶと太陽に効率的に当たる、云々はあまり関係あるとは思えません。
それよりも、構造そのものによる方がロマンチックな感じがするのですが、いかがでしょう?
構造そのものもまた、数式に従っているのはもちろんですから、どちらも同じといえば同じかもしれませんが、
いかん、また理屈っぽくなってしまった・・・)

さて、始めの写真の細胞たちの中心から、細長い膜状の構造が続いているのがみえますね。

皆さんならどう切り分けますか?

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