ミジンコの血球は1種類 [ミジンコ]
一般的な哺乳類の血液の中の白血球は、5種類程度あることは以前お話いたしましたが、
ミジンコさんではどうなっているのか気になったので調べてみました。
下記が節足動物の血液中にある細胞分類です。
上は、血球が無い方や、1種の方ですね。
きのうご紹介した、ミジンコさんに流れていた細胞は、1種類ということのようです。
下は多種の方たちです。
8種ってすごくありません?けっこうバリエーションがあるようです。
Journal of National Fisheries University 63 ⑴ 33-48(2014).からです。
さて、ミジンコさんは、赤血球は持っていません。
直接、血液中にヘモグロビンが流れているそうです。
それにしてはミジンコさんは赤くないですよね。
ほとんどが透明に近いのですが、酸素の濃度が低くなると、
ヘモグロビンの濃度が高くなり、赤くなるのだそうです。
面白いですよね、いろいろと。
比較生理生化学. Vol. 11 (1994) No. 4 P 311-317.からのお話でした。
ミジンコさんではどうなっているのか気になったので調べてみました。
下記が節足動物の血液中にある細胞分類です。
無血球型 | 単血球型 |
---|---|
Hemocyteless group | Monohemocytic group |
シオダマリミジンコ Tigriopus japonicus | ブラインシュリンプ Artemia salina |
オナガケンミジンコ Cyclops vicinus | ホウネンエビ Branchinellites kugenumaensis |
ウンモンフクロムシ Sacculina confragosa | アジアカブトエビ Triops granarius |
トゲカイエビ Leptestheria kawachieusis | |
ミジンコ Daphnia pulex | |
チョウ Argulus japonicus | |
ホソウミチョウ Argulus caecus | |
イカリムシ Lernaea cyprinacea | |
ウミボタル Vargula hilgendorfii | |
エボシガイ Lepas anatifera | |
アカフジツボ Megabalanus rosa |
上は、血球が無い方や、1種の方ですね。
きのうご紹介した、ミジンコさんに流れていた細胞は、1種類ということのようです。
下は多種の方たちです。
多血球型 | ||||
---|---|---|---|---|
Polyhemocytic group | ||||
Group Ⅰ | Group Ⅱ | GroupⅢ | Group Ⅳ | Group Ⅴ |
8種類の血球 | 4種類の血球 | 3種類の血球 | 2種類の 血球 | 好酸性大顆粒球 |
シャコ Oratosquilla oratoria | アメリカンロブスター Homarus americanus | ザリガニ Cambaroides japonicus | オトヒメエビ Stenopus hispidus | オオシロピンノ Pinnotheres sinensis |
トゲシャコ Harpiosquilla harpax | イセエビ Panulirus japonicus | アメリカザリガニ Procambarus clarkia | ヤマトヌマエビ Caridina japonica | |
フナムシ Ligia exotica | ヤマトホンヤドカリ Pagurus japonicus | モクズガニ Eriocheir japonicus | ミナミヌマエビ Caridina denticulata | |
オカダンゴムシ Armadillidium vulgare | イソガニ Hemigrapsus sanguineus | スジエビ Palaemon paucidens | ||
カギメリタヨコエビ Melita koreana | ケフサイソガニ Hemigrapsus penicillatus | アシナガスジエビ Palaemon ortmanni | ||
クルマエビ Marsupenaeus japonicus | ヒライソガニ Gaetice depressus | ミナミテナガエビ Macrobrachium formosense | ||
アカエビ Metapenaeopsis barbata | アカテガニ Chiromantes haematocheir | ヒラテテナガエビ Macrobrachium japonicum | ||
サルエビ Trachysalambria curvirostris | サワガニ Geothelphusa dehaani | オニテナガエビ Macrobrachium rosenbergii | ||
ニホンスナモグリ Callianassa japonica | スナガニ Ocypode stimpsoni | テナガエビ Macrobrachium nipponense | ||
アナジャコ Upogebia major | テッポウエビ Alpheus brevicristatus | |||
キンセンガニ Matuta lunaris | イソテッポウエビ Alpheus lobidens lobidens | |||
マメコブシガニ Philyra pisum | ||||
イシガニ Charybdis japonica | ||||
フタホシイシガニ Charybdis bimaculata | ||||
ガザミ Portunus trituberculatus | ||||
タイワンガザミ Portunus pelagicus | ||||
ノコギリガザミ Scylla serrata | ||||
オウギガニ Leptodius exaratus |
8種ってすごくありません?けっこうバリエーションがあるようです。
Journal of National Fisheries University 63 ⑴ 33-48(2014).からです。
さて、ミジンコさんは、赤血球は持っていません。
直接、血液中にヘモグロビンが流れているそうです。
それにしてはミジンコさんは赤くないですよね。
ほとんどが透明に近いのですが、酸素の濃度が低くなると、
ヘモグロビンの濃度が高くなり、赤くなるのだそうです。
面白いですよね、いろいろと。
比較生理生化学. Vol. 11 (1994) No. 4 P 311-317.からのお話でした。
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