SSブログ

鼓膜、聴力、ウシガエル [その他(全ての生物)]

引き続き、ウシガエルさんで、今日は横顔です。
ウシガエル耳.jpg
大きな耳ですね。

この鼓膜(tympanic membrane:TM) はオスとメスでは大きさが違っていて、
オスで162mm^2、メスで87mm^2とのことです。
体長(口から肛門まで)はそれぞれ、137mmと、133mmであまり変らないようです。

なので、眼より大きければオスということなのですね。

面積が大きいので(面積によるものだけではないようですが)、
周波数特性も違っていて、オスはより低音に敏感であるとのことです。

ヴォーンの響きはオスに対するものなのかもしれませんね。

J Exp Biol 212, July 15, 2009,2204-2214.からです。


さて、すごいのは聴力にもあてはまって、雑音に対する弁別比もずば抜けています。

内耳にある有毛細胞にも特徴があり、特定の周波数のみに反応する仕組みが、
ハード的に構成されているとのことです。
(異なる長さの毛の先端が付着して振動を調節しているようです。)

さすが、重低音を操るカエルといったところでしょうか。

Proc. Nati. Acad. Sci. USA Vol. 84, pp. 3064-3068, May 1987,と、
J R Soc Interface 2013 10 (87) 20130525,からのお話でした。

nice!(47)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 47

にほんブログ村 教育ブログへ

コメント 2

kazg

堂々たる風格です。
by kazg (2015-08-05 18:39) 

dumbo

kazgさま、ナイス、コメントありがとうございます。
ピンぼけなので、お恥ずかしい。
今後ともよろしくお願いいたします。
by dumbo (2015-08-05 18:56) 

コメントを書く

お名前:
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました