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それではクライマックスへと [襟鞭毛虫]

ながいこと小さなかたたちを見てきましたが、ようやくクライマックス(climax)がみえてまいりました。

襟鞭毛虫から、カイメンへと進化が進んで来たらしいといわれてますが、
初めのステップはやはり細胞が多数になるということでしょうか。

多細胞の生物は今まで沢山ご紹介いたしましたが、
襟鞭毛虫の中でも変り種をご紹介しましょう。
その名はSalpingoeca rosettaと呼ばれる方です。

この方の面白いところは1人でもいられるし、多数にもなるということです。
襟鞭毛虫集合.png
こんな感じですね。

で、このきっかけはなにかというところが変わっていて、
Algoriphagusという細菌と一緒に培養するとロゼッタ形状を形成するそうです。

このことから、集まることによって防御に関係しているのでは?とコメントされています。

Developmental biology Volume 357, Issue 1, 1 September 2011, Pages 73–82からのお話でした。

なお、細胞間の接合部分は、
襟鞭毛虫集合2.png
な感じに、間橋が出来るようです。
ここには、セプチン(septin)と呼ばれるたんぱく質からなる細胞骨格があり、
輪ゴムのように調節しているらしいです。

Genome Biol. 2013 Feb 18;14(2):R15. からの追加でした。
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コメント 2

majyo

なんだかわからないけれど
Salpingoeca rosettaさん
一人でもいられるし多数にもなる?
まさに、わたしじゃん(*^。^*)
親近感あるなあ
by majyo (2015-10-12 20:09) 

dumbo

majyoさま、ナイス、コメントありがとうございます。
分身の術が使えるとうれしいなと、よく思います。
majyoさまに弟子入りしないといけないですね。
by dumbo (2015-10-12 21:47) 

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