翅ポンプ [昆虫]
昨日の続きで、翅の伸び方を詳しく見てみましょう。
翅の部分の血液(体液)の流れです。前の縁から、後ろへと流れるのですね。
付け根にある、翅ポンプ(wing pump)ですね。
いわゆる羽根ポンプとは違って、ダイアフラムポンプとなっています。
弁があって翅からの液体を背部の血管へと送っているのでした。
面白いことに押し出しではなく、吸い出しなのです。
なので、脱皮の時に翅を伸展させる原動力は、胸部の筋肉ということなのでしょうね?
(このポンプは、かけた圧力を逃がさないといった作用があるのでしょう)
zoology 98(1994),7-22.と、
zoology 98(1994/95),146-164.と、
Annu. Rev. Entomol. 2000. 45:495–518.からのお話でした。
翅の部分の血液(体液)の流れです。前の縁から、後ろへと流れるのですね。
付け根にある、翅ポンプ(wing pump)ですね。
いわゆる羽根ポンプとは違って、ダイアフラムポンプとなっています。
弁があって翅からの液体を背部の血管へと送っているのでした。
面白いことに押し出しではなく、吸い出しなのです。
なので、脱皮の時に翅を伸展させる原動力は、胸部の筋肉ということなのでしょうね?
(このポンプは、かけた圧力を逃がさないといった作用があるのでしょう)
zoology 98(1994),7-22.と、
zoology 98(1994/95),146-164.と、
Annu. Rev. Entomol. 2000. 45:495–518.からのお話でした。
羽根のほうまで血管がいっているのね~
ちょっとビックリ。
見た目わからないよね。
by 原みつる (2015-10-26 18:52)
原みつるさま、ナイス、コメントありがとうございます。
実際には血管の真ん中に気管もあるようです。
翅のすじすじが血管のところですね。
なので、トンボの羽では血管と透明の膜だけが見えているってことでしょうか。
ほんとにこんなのでよく空を飛べるものだと関心してしまいます。
by dumbo (2015-10-26 22:58)