スポンジという名の煙突 カイメン:sponge [その他(全ての生物)]
まずはこちらの動画ですね、
総論にはもってこいでしょうか?
リンク先が無くなってしまうのは良くあることですから、ご興味のある方はお早めにどうぞ。
煙突凄いですよね。
さて、
海綿(sponge)の話は様々な方が色々されているようですから、特にその増殖過程をお話しましょう。
(dumboは進化について興味が尽きないのでねっ)
カイメン(sponge)は無性生殖と、有性生殖を行う事はご存知と思います。
無性生殖(Asexual reproduction)は、
体の一部が飛び出す、出芽(budding)と、芽球(gemmule)によるものがあります。
この増殖はクローンですし、生命進化についてはあまり重要ではなさそうですからおいておきましょうか?
(カイメンの増殖ではこちらが重要で、ほとんどこちらに頼っているとの報告があります)
有性生殖(spermatogonia)は、
精子を放出し、卵に受精、その後幼虫が出来て定着し繁殖する。
というのが教科書からの情報ですね。
詳しく書かれているものが無いのでちょっと探してみました。
Treballs de la SCB. Vol. 59 (2008) 29-49、が丁度よさそうな報告で、詳しくは報告をお読みください。
では、ちょっと・・・なので、
下記にdumboの理解の範囲で、作図しておくことにします。
(いいお仕事ありがとうございます。
そしてこれはいつもどおり、dumboのメモがわりです)
基本的な、カイメンの構造です。
再生にあまり関係ない部分は省いています。
精子形成(Spermatogenesis)は、襟細胞(choanocytes)から始まります。
一部の種類では幹細胞(archaeocytes)からも起こるようです。
卵子形成(Oogenesis)です。
幹細胞から生じます。このときアメーバー状細胞(amoeboid cells)になり、メゾヒル(mesohyl)を移動するそうです。
こちらは精子とは逆に襟細胞から生じる種類もあります。
(幹細胞メインということでしょうか?)
生じた卵母細胞(oocytes)は、メゾヒルの内、あるいは外に放出されることもあるようです。
受精(Fertilization)は、外で直接(Aの経路)、あるいは、メゾヒル(Bの経路)で行われます。
メゾヒルで行われる場合には、襟細胞に貪食された後、核を保存した状態でアメーバ状になり、
卵母細胞に移動し受精がおこなわれます。
受精した卵母細胞は、分裂を重ね、おおむね2層の細胞魂の幼虫になります。
この幼虫(larvae stages)は鞭毛(繊毛?)をもち、
自由遊泳(=free-swimming larvae)をして、若令虫(juvenile stages)を経たのち定着するとのことです。
無繊毛の幼虫もいるそうで、この場合は流れに身を任せるということなのでしょうね。
カイメンの種類には、
普通カイメン(尋常)(Demospongiae)、石灰カイメン(Calcarea)、ガラスカイメン(六放)(Hexactinellida)
の三種に大別されますが、それぞれ異なった生殖様式があり、
またその種類内でも色々と変化に富んでいるのは言うまでもありませんね。
カイメンも色々あるようです。
教科書どおりでしたでしょうか???
総論にはもってこいでしょうか?
リンク先が無くなってしまうのは良くあることですから、ご興味のある方はお早めにどうぞ。
煙突凄いですよね。
さて、
海綿(sponge)の話は様々な方が色々されているようですから、特にその増殖過程をお話しましょう。
(dumboは進化について興味が尽きないのでねっ)
カイメン(sponge)は無性生殖と、有性生殖を行う事はご存知と思います。
無性生殖(Asexual reproduction)は、
体の一部が飛び出す、出芽(budding)と、芽球(gemmule)によるものがあります。
この増殖はクローンですし、生命進化についてはあまり重要ではなさそうですからおいておきましょうか?
(カイメンの増殖ではこちらが重要で、ほとんどこちらに頼っているとの報告があります)
有性生殖(spermatogonia)は、
精子を放出し、卵に受精、その後幼虫が出来て定着し繁殖する。
というのが教科書からの情報ですね。
詳しく書かれているものが無いのでちょっと探してみました。
Treballs de la SCB. Vol. 59 (2008) 29-49、が丁度よさそうな報告で、詳しくは報告をお読みください。
では、ちょっと・・・なので、
下記にdumboの理解の範囲で、作図しておくことにします。
(いいお仕事ありがとうございます。
そしてこれはいつもどおり、dumboのメモがわりです)
基本的な、カイメンの構造です。
再生にあまり関係ない部分は省いています。
精子形成(Spermatogenesis)は、襟細胞(choanocytes)から始まります。
一部の種類では幹細胞(archaeocytes)からも起こるようです。
卵子形成(Oogenesis)です。
幹細胞から生じます。このときアメーバー状細胞(amoeboid cells)になり、メゾヒル(mesohyl)を移動するそうです。
こちらは精子とは逆に襟細胞から生じる種類もあります。
(幹細胞メインということでしょうか?)
生じた卵母細胞(oocytes)は、メゾヒルの内、あるいは外に放出されることもあるようです。
受精(Fertilization)は、外で直接(Aの経路)、あるいは、メゾヒル(Bの経路)で行われます。
メゾヒルで行われる場合には、襟細胞に貪食された後、核を保存した状態でアメーバ状になり、
卵母細胞に移動し受精がおこなわれます。
受精した卵母細胞は、分裂を重ね、おおむね2層の細胞魂の幼虫になります。
この幼虫(larvae stages)は鞭毛(繊毛?)をもち、
自由遊泳(=free-swimming larvae)をして、若令虫(juvenile stages)を経たのち定着するとのことです。
無繊毛の幼虫もいるそうで、この場合は流れに身を任せるということなのでしょうね。
カイメンの種類には、
普通カイメン(尋常)(Demospongiae)、石灰カイメン(Calcarea)、ガラスカイメン(六放)(Hexactinellida)
の三種に大別されますが、それぞれ異なった生殖様式があり、
またその種類内でも色々と変化に富んでいるのは言うまでもありませんね。
カイメンも色々あるようです。
教科書どおりでしたでしょうか???
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