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プレジャーボート [緑藻]

前回の続きで細胞壁のお話です。

細胞は常に内壁からの圧力によって、膨れる方向に力がかかっています。
細胞壁の構造2_1.png
こんな感じで、
そしてそれを押しとどめるのが細胞壁というわけですね。

前回お話したセルロース(cellulose)の繊維がその膨張を引き止めています。
細胞壁の構造2.png
そしてヘミセルロース(hemicellulose)部分の構造が伸びて?最終的な大きさを決定しています。
(ヘミセルロースにはいろいろ種類があって、末端が結合したりと様々ですね)
何所がどれだけ伸びるかはセルロース・ヘミセルロース全体の、量や、長さ、配列によるのでしょう。

さらに、そのセルロースと、ヘミセルロースの間にいろいろな物質が入り込み細胞壁を固めて完成です。
この伸びている間の細胞壁を一次細胞壁、固まった後の細胞壁を二次細胞壁と呼んでいるようです。

さながら、繊維強化プラスチック:FRP(Fiber Reinforced Plastics)といったところでしょうか?
素晴らしい構造です。

Science 24 December 2004: Vol. 306 no. 5705 pp. 2206-2211.からのお話でした。
では、よい一日を。

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