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鞭毛、ってムチ?真核生物 [その他(全ての生物)]

以前、細菌の鞭毛についてお話ししましたが、今日は核をもった方たちの鞭毛についてです。
(同じ「べんもう」ですので紛らわしいですが・・・細菌はべん毛、真核生物では鞭毛とわけて書くこともありますね。)


おさらいがてら、ちょっと戻ってみましょう?

細菌の鞭毛では、基部のモーターが回転する事により運動するのでした。
生成の仕方は、鞭毛の中心部から構造体が運ばれて鞭毛が長くなります。
鞭毛モーター30000.png
こんな感じです。


対する真核生物、ここではクラミドモナスさんに登場願って、
鞭毛モーター333333.png
周辺部から材料が運ばれて、鞭毛が長くなっていきます。
鞭毛自体は、細胞壁?で周囲が被服されているのですね。
Cell, Vol. 117, 693–697, June 11, 2004,からです。
(Traffic 2003; 4: 435–442によると、
鞭毛先端方向は、Kinesin-IIによって、細胞方向はDynein 1bによって輸送するそうです)


その動きは、皆さんもご存じ、9+2配列の微小管によるダイニンモーター(リニアモーター?)ですね。
鞭毛モーター33334.png
こんな感じでしょうか?
いろんな参考があるので必要ないかもしれませんが日本語では、
情報通信研究機構研究報告 Vol.59No.2(2013) 13-20.のような報告がありました。


同じ、「べんもう」でも形が違って、生成のされ方も違うといったお話でした。
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