4番ピストン コンペンセイティングシステム Compensating System [楽器]
トロンボーンはスライド管を伸び縮みさせていますのでピストンはありませんね。
一部にはバルブトロンボーンという変わりダネ?があってピストンがあることはご存知だと思います。
なかなかズバリ、解説してあるところがありませんでしたので、
いつものごとくdumboのメモ代わりにバルブ・ピストンのお話です。
思い出しがてら、
音階と管の長さの関係表を再作成です。
表では同じ周波数の所に書いてありますが、
ユーフォはトランペットの1オクターブ下(周波数で半分)、チューバはさらにその下ですね。
また、前とは上下逆になってますのでご注意を。
ピストンと長さの関係も、
作表しましょう。
あくまで、音速340m/秒でラが442Hzとしてですが。
お気づきの方もおられると思いますが。
(管楽器を演奏される方は当然ご存知で何をいまさらで、すみません)
1番と3番ピストンの同時押しで、2音半下がるのですが、
さすがに誤差が・・・
ここは普通、トリガー(抜差管)で調整するのですね。
トランペットでは、シ(ド#)、ド(レ)の、1+2+3、1+3といった運指部分です。
ですが、前と後ろのトリガーがどちらにしても、小指・親指がっ、痛ったって事になるので、
イッパつでということでしょうか?
4番ピストンというものが作られたのでしょう???
さて、
ピストンが増え音域が拡張出来るようになってさらにお得となった4番ピストンですが、
今度は4番+x+x・・と押すとさらに音がずれるという事態になります。
さてどうしましょう?
トリガーで調節?
うーん~~~と、考えた楽器職人さんは「コンペシステム」というものをあみ出しました。
(楽器史にはうといので前後関係は想像で、間違っているかもですが○×△)
普通の?3本ピストンを再描画しました。
ふき口から1番~3番です。
でっ、
コンペンセイティングシステムは、
こんな感じでしょうか?
上がコンペ無しの4番押しを図示しています。
下がコンペ有りで、青い部分の補正管にエアーが流れ、不足分を延長するのです。
(実際の迂回路はピストン外ですね)
押し下げたピストンにもう一度エアーを通すのです、
少しの違いですが制作する側はたいへんなご苦労があることでしょう。
塩ビ管で作ろうと思いましたが、ちょっと無理かなぁ・・・笑
一部にはバルブトロンボーンという変わりダネ?があってピストンがあることはご存知だと思います。
なかなかズバリ、解説してあるところがありませんでしたので、
いつものごとくdumboのメモ代わりにバルブ・ピストンのお話です。
思い出しがてら、
平均律数 | 周波数(Hz) | トランペット(m) | 差(cm) | ユーフォ(m) | B♭チューバ (m) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4B♭ | 1.06 | 468.3 | 1.452 | 0 | 2.90 | 0 | 5.81 | 0 | ||
ラ | 4A | 1 | 442 | 1.538 | 8.6 | 3.08 | 17.27 | 6.15 | 34.54 | |
4A♭ | 0.94 | 417.2 | 1.630 | 17.8 | 3.26 | 35.57 | 6.52 | 71.13 | ||
ソ | 4G | 0.89 | 393.8 | 1.727 | 27.5 | 3.45 | 54.95 | 6.91 | 109.90 | |
4G♭ | 0.84 | 371.7 | 1.830 | 37.7 | 3.66 | 75.49 | 7.32 | 150.97 | ||
ファ | 4F | 0.79 | 350.8 | 1.938 | 48.6 | 3.88 | 97.25 | 7.75 | 194.49 | |
ミ | 4E | 0.75 | 331.1 | 2.054 | 60.1 | 4.11 | 120.30 | 8.21 | 240.59 | |
4E♭ | 0.71 | 312.5 | 2.176 | 72.4 | 4.35 | 144.72 | 8.70 | 289.44 | ||
レ | 4D | 0.67 | 295.0 | 2.305 | 85.3 | 4.61 | 170.59 | 9.22 | 341.19 | |
4D♭ | 0.63 | 278.4 | 2.442 | 99.0 | 4.88 | 198.01 | 9.77 | 396.02 | ||
ド | 4C | 0.59 | 262.8 | 2.587 | 113.5 | 5.17 | 227.05 | 10.35 | 454.10 | |
シ | 3B | 0.56 | 248.1 | 2.741 | 128.9 | 5.48 | 257.82 | 10.96 | 515.64 | |
3B♭ | 0.53 | 234.1 | 2.904 | 145.2 | 5.81 | 290.42 | 11.62 | 580.85 | ||
ラ | 3A | 0.50 | 221.0 | 3.077 | 162.5 | 6.15 | 324.96 | 12.31 | 649.92 |
音階と管の長さの関係表を再作成です。
表では同じ周波数の所に書いてありますが、
ユーフォはトランペットの1オクターブ下(周波数で半分)、チューバはさらにその下ですね。
また、前とは上下逆になってますのでご注意を。
ピストンと長さの関係も、
ピストン | 音の差 | トランペット | ユーフォ | B♭チューバ | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
2番 | 半音 | 8.6cm | 17.3cm | 34.5cm | |||
1番 | 1音 | 17.8cm | 35.6cm | 71.1cm | |||
3番 | 1音半 | 27.5cm | 55.0cm | 109.9cm | |||
4番 | 2音半 | 48.6cm | 97.2cm | 194.5cm | |||
誤差 | 誤差 | 誤差 | |||||
1+2 | 1音半 | 26.4cm | 1.1cm | 52.8cm | 2.1cm | 105.7cm | 4.2cm |
2+3 | 2音 | 36.1cm | 1.6cm | 72.2cm | 3.3cm | 144.4cm | 6.5cm |
1+3 | 2音半 | 45.3cm | 3.4cm | 90.5cm | 6.7cm | 181.0cm | 13.5cm |
作表しましょう。
あくまで、音速340m/秒でラが442Hzとしてですが。
お気づきの方もおられると思いますが。
(管楽器を演奏される方は当然ご存知で何をいまさらで、すみません)
1番と3番ピストンの同時押しで、2音半下がるのですが、
さすがに誤差が・・・
ここは普通、トリガー(抜差管)で調整するのですね。
トランペットでは、シ(ド#)、ド(レ)の、1+2+3、1+3といった運指部分です。
ですが、前と後ろのトリガーがどちらにしても、小指・親指がっ、痛ったって事になるので、
イッパつでということでしょうか?
4番ピストンというものが作られたのでしょう???
さて、
ピストンが増え音域が拡張出来るようになってさらにお得となった4番ピストンですが、
今度は4番+x+x・・と押すとさらに音がずれるという事態になります。
さてどうしましょう?
トリガーで調節?
うーん~~~と、考えた楽器職人さんは「コンペシステム」というものをあみ出しました。
(楽器史にはうといので前後関係は想像で、間違っているかもですが○×△)
普通の?3本ピストンを再描画しました。
ふき口から1番~3番です。
でっ、
コンペンセイティングシステムは、
こんな感じでしょうか?
上がコンペ無しの4番押しを図示しています。
下がコンペ有りで、青い部分の補正管にエアーが流れ、不足分を延長するのです。
(実際の迂回路はピストン外ですね)
押し下げたピストンにもう一度エアーを通すのです、
少しの違いですが制作する側はたいへんなご苦労があることでしょう。
塩ビ管で作ろうと思いましたが、ちょっと無理かなぁ・・・笑
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