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肌のキメって? [その他(全ての生物)]

冬で?手がガサガサしているので、子供の皮膚と見比べてみました。

age01.JPG
子供の指の上部分です。(手の甲側、学術的?に言うと背側(dorsal)ですね)

そして・・・
age02.JPG
ガサガサです。というよりスベーー、ツルーーって感じ?
ため息~・・・

よく、皮丘、皮溝という言葉を耳にしますが、
さらに細かく(丘の部分にまで凸凹があり)でこぼこしていてそれが艶を出しているのです。
見てみないとわからないのですね。

スキンケアでと言われますが、そのレベルを超えている気が????
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スポンジという名の煙突 カイメン:sponge  [その他(全ての生物)]

まずはこちらの動画ですね、
総論にはもってこいでしょうか?
リンク先が無くなってしまうのは良くあることですから、ご興味のある方はお早めにどうぞ。

煙突凄いですよね。


さて、


海綿(sponge)の話は様々な方が色々されているようですから、特にその増殖過程をお話しましょう。
(dumboは進化について興味が尽きないのでねっ)


カイメン(sponge)は無性生殖と、有性生殖を行う事はご存知と思います。

無性生殖(Asexual reproduction)は、
体の一部が飛び出す、出芽(budding)と、芽球(gemmule)によるものがあります。
この増殖はクローンですし、生命進化についてはあまり重要ではなさそうですからおいておきましょうか?
(カイメンの増殖ではこちらが重要で、ほとんどこちらに頼っているとの報告があります)


有性生殖(spermatogonia)は、
精子を放出し、卵に受精、その後幼虫が出来て定着し繁殖する。
というのが教科書からの情報ですね。
詳しく書かれているものが無いのでちょっと探してみました。


Treballs de la SCB. Vol. 59 (2008) 29-49、が丁度よさそうな報告で、詳しくは報告をお読みください。
では、ちょっと・・・なので、
下記にdumboの理解の範囲で、作図しておくことにします。
(いいお仕事ありがとうございます。
そしてこれはいつもどおり、dumboのメモがわりです)


基本的な、カイメンの構造です。
カイメン01.png
再生にあまり関係ない部分は省いています。


カイメン02.png
精子形成(Spermatogenesis)は、襟細胞(choanocytes)から始まります。
一部の種類では幹細胞(archaeocytes)からも起こるようです。


カイメン03.png
卵子形成(Oogenesis)です。
幹細胞から生じます。このときアメーバー状細胞(amoeboid cells)になり、メゾヒル(mesohyl)を移動するそうです。
こちらは精子とは逆に襟細胞から生じる種類もあります。
(幹細胞メインということでしょうか?)

生じた卵母細胞(oocytes)は、メゾヒルの内、あるいは外に放出されることもあるようです。


カイメン04.png
受精(Fertilization)は、外で直接(Aの経路)、あるいは、メゾヒル(Bの経路)で行われます。
メゾヒルで行われる場合には、襟細胞に貪食された後、核を保存した状態でアメーバ状になり、
卵母細胞に移動し受精がおこなわれます。


カイメン05.png
受精した卵母細胞は、分裂を重ね、おおむね2層の細胞魂の幼虫になります。

この幼虫(larvae stages)は鞭毛(繊毛?)をもち、
自由遊泳(=free-swimming larvae)をして、若令虫(juvenile stages)を経たのち定着するとのことです。
無繊毛の幼虫もいるそうで、この場合は流れに身を任せるということなのでしょうね。


カイメンの種類には、
普通カイメン(尋常)(Demospongiae)、石灰カイメン(Calcarea)、ガラスカイメン(六放)(Hexactinellida)
の三種に大別されますが、それぞれ異なった生殖様式があり、
またその種類内でも色々と変化に富んでいるのは言うまでもありませんね。


カイメンも色々あるようです。
教科書どおりでしたでしょうか???
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UMA うごく螺旋 [その他(全ての生物)]

多くの、いきものの名前をご紹介しておりますが、
実際にはわからない、あるいはたぶん・・・なかたが氷山の下ごとくいっぱいなのです。

そんなかたの一匹?(群体?)です。


動くばねです。
しかもバックまでします。


大きさは、上から出現するフナガタケイソウから推測できそうです。
体は柔らかくなく、前進後退します。
おそらく、アウラコセイラ(珪藻の一種)さん、といったところなのでしょうが、
どうなのでしょう?

もっと高倍率で確認するとわかったのでしょうかね?

刺さりそうですね。


2021/7/28 追記)
ユレモではないかと・・・?
色、形態などから推測すると、ユレモですね
dumboの不勉強を再認識した次第です。恥
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トノサマガエル? ダルマガエル? [その他(全ての生物)]

トノサマガエル.jpg
たぶん、トノサマガエルです。

さて、たぶんというのも変ですが、実際dumboのいる関東地方にはトノサマガエルは存在しないらしいのです???

ですが、おそらくお殿様でしょう。
トノサマガエル0001.jpg
真上からの写真です。
子供の遠足について行った水族館のビオトープにいたので野生種とはいえないので・・・


さて、トノサマガエルと、ダルマガエル(名古屋、東京と二種)というよく似たカエルがいまして、
見分け方は、典型的な例では、
①後肢長/体長:トノサマガエル=1.6位:ダルマガエル=1.4位
(一般には普通に座った状態で、真上から見て、足先が鼓膜に届くか届かないかで見分けるみたいです)
②背中線:トノサマガエル=あり:ダルマガエル=なし
(上の写真では、背中の緑の線です)
③背面斑紋:トノサマガエル=形がそろって孤立:ダルマガエル=融合
(背中に並んでいる凸凹の形状にそって褐色の斑点がわかりますか?)
④鼓膜横周辺の暗色斑紋:トノサマガエル=背中側が細い:ダルマガエル=同じで、後ろに斑点がある
(鼓膜の上から後ろにかけて黒いくの字になっている部分の太さと、その後ろに斑点があるかないかです)
⑤腹面微斑紋:トノサマガエル=なし:ダルマガエル=あり
(お腹なので、捕まえてみないと解りませんが、横からの写真では無さそうに見えますね)
ということらしいです。
Japanese Journal of Herpetology 9 (3): 87-98. 1982.からです。

実際には報告にあるように、
交雑してしまっていて特徴の割合をスコアにしてだいたい分けられるということのようです。
(中間型が存在して混沌としているということです)
しかもスコアが交差しているので単独では判別不能とのことです。

子供のころトノサマガエルと呼んでいたものが実は違っていた?かもとは驚きです。


近くの田んぼには、
トノサマガエル001.jpg
卵がありました。

以前ご紹介した、ウシガエルさんとちがって塊になっているのですね。

ちなみに、鳴き声は、

ちょっと雑音が入っていてすみません。

声紋は、
トノサマガエル01.png
な感じで、いわゆるトノサマガエルと言った鳴き声なのでしょうね。
こちらに、カエルさんたちの鳴き声が出ています。

そちらと、比較したものが、
トノサマガエル_etc.png
上から、トウキョウダルマガエル、トノサマガエル、dumboの録音したものです。


うーん、
いつもながらに、dumboの不勉強をさらけ出してしまいました?
生き物って奥が深いです。

ダニの分類 疥癬、カイセン、ヒゼンダニ、ニキビダニ [その他(全ての生物)]

ちょっと前後しますが、ダニの補足と、分類です。

ダニは、気門の数等で分類されているようです。

気門 気門部位 おもなダニ
アシナガダニ亜目(Notostigmata) 背気門亜目 4対 胴部背面
カタダニ亜目(Tetrastigmata) 四気門亜目 2対 第Ⅲ~第Ⅳ脚基節横
ケダニ亜目 (Prostigmata) 前気門亜目 1対 鋏角近く、胸部前縁部 ニキビダニ、ツツガムシ
トゲダニ亜目 (Mesostigmata) 中気門亜目 1対 第Ⅱ~Ⅳ脚基節横 イエダニ
マダニ亜目 (Metastigmata) 後気門亜目 1対 第Ⅳ脚基節後 マダニ
ササラダニ亜目 (Cryptostigmata) 隠気門亜目 気管無しor有
コナダニ亜目 (Astigmata) 無気門亜目 無し 気管無し ヒゼンダニ

BSI 生物科学研究所 第 4 章.ダニ からです。
SEM(走査型電子顕微鏡)像とか素晴らしいですね。いいお仕事ありがとうございます。


お写真のご紹介です。

ケダニ亜目から、ニキビダニです。
アカラス.jpg
写真は、イヌからのもので、Demodex canisですね。
人にも同様な形のダニが皮脂腺に寄生します。(種は違うようです)


コナダニ亜目から、疥癬(カイセン)です。
疥癬_.jpg
これはネコからで、猫小穿孔ヒゼンダニ(Notoederes cati)でしょうか。

イヌでは、Sarcoptes scabiei var. canisという種が寄生して、
人のヒゼンダニ:Sarcoptes scabiei var. hominis. の亜種らしいです。
ただし、あまり人には感染はしないらしく
Medical entomology and zoology 59(2), 107, 2008-06-15、に、
痒みはあるもののダニの寄生は認めなかったという報告がありました。
また、日皮会誌:125(11),2023-2048,2015(平成 27)には、
イヌヒゼンダニはヒトの皮膚に一時的に寄生するが,繁殖はできないとのことです。

Kaiinko3.jpg
こちらはセキセイインコからのものです。
鳥は、Knemidokoptes属という種類らしく人とは異なっているようです。

そのほか、ネコやイヌにはミミヒゼンダニ:Otodectes cynotisというものがいて、
Mimidan2.jpg
耳の外耳に寄生しますね。
実体顕微鏡の像です。
P1870309.jpg
結構太っちょです。
追加)高解像度のミミダニはこちら

ダニも色々ということのようです。

ジグザグでプクプクな、ダニ [その他(全ての生物)]

マダニです。
ダニ.jpg
栄養(血?)をたっぷり吸い込んでプクプクの状態です。

マダニの生活は、
ダニ00.jpg
な感じで、ジグザグです。卵が抜けてました?

ダニは昆虫ではありませんが、親戚ぐらいでしょうか?
卵から孵ったダニは、多くは草むらに潜んでいて、誰かがやってくるのを待っています。
偶然?通りかかったイヌやネコに取り付いて、吸血します。

おなかいっぱいになったら落下して、また誰かがやってくるのを・・・

とっ、数回繰り返した後、成虫となり産卵するのですね。

気長な感じですが、寄生される方はたまりません、
こんな病気やあんな病気をうつされるのですから。

外の環境に生息しますから、根絶は難しいかと思います。
濃厚地帯には近寄らないなどである程度は防げるかとは思いますが・・・ 寄生しにくくする薬はありますが。

さらに、この方も人にくっつきますね。
うーん・・・ 厄介なのです。
タグ:ダニ

鞭毛、ってムチ?真核生物 [その他(全ての生物)]

以前、細菌の鞭毛についてお話ししましたが、今日は核をもった方たちの鞭毛についてです。
(同じ「べんもう」ですので紛らわしいですが・・・細菌はべん毛、真核生物では鞭毛とわけて書くこともありますね。)


おさらいがてら、ちょっと戻ってみましょう?

細菌の鞭毛では、基部のモーターが回転する事により運動するのでした。
生成の仕方は、鞭毛の中心部から構造体が運ばれて鞭毛が長くなります。
鞭毛モーター30000.png
こんな感じです。


対する真核生物、ここではクラミドモナスさんに登場願って、
鞭毛モーター333333.png
周辺部から材料が運ばれて、鞭毛が長くなっていきます。
鞭毛自体は、細胞壁?で周囲が被服されているのですね。
Cell, Vol. 117, 693–697, June 11, 2004,からです。
(Traffic 2003; 4: 435–442によると、
鞭毛先端方向は、Kinesin-IIによって、細胞方向はDynein 1bによって輸送するそうです)


その動きは、皆さんもご存じ、9+2配列の微小管によるダイニンモーター(リニアモーター?)ですね。
鞭毛モーター33334.png
こんな感じでしょうか?
いろんな参考があるので必要ないかもしれませんが日本語では、
情報通信研究機構研究報告 Vol.59No.2(2013) 13-20.のような報告がありました。


同じ、「べんもう」でも形が違って、生成のされ方も違うといったお話でした。

キリンの首はなぜ長い? [その他(全ての生物)]

きょうはdumboのリハビリですので、単発(ほんと?)かつ想像・妄想です。

PICT2136.jpg
昔の写真で、あいにくの曇り空です。

Royal Society Open Science 2(10):150393 · October 2015。
によると、
キリンの首は頸椎が伸びる事により達成されています。
要するに、首は骨の数ではなく長さそのものにより、長くなったようです。


普通でしたら、ここで、

どんどん木が伸びて、首が伸びて~  という感じなのでしょうが、やはり納得がいきませんよね。


恐竜時代でさえあんなに木が高かったのですから、木はすでに高かったのでは???(未確認)
それに届くように首が伸びて~  という感じにざっと考えます。


P1030967_s.jpg
もうひとつ気になったのは、子供の模様ですね。
親とほとんど同一なように感じるのですが?

普通、草食獣の子供は親と違うのですね。←よく言われるのがキリンは強いから関係ないということらしいですが・・・
親ですら派手な柄が残ってますし、保護色も必要ないような・・・ 逆に、強いので目立たせているのでしょうか?


ここでdumboなりの解釈をすると、
首の長さを止める遺伝子の異常=幼若のまま成長→大きくなる→どんどん大きくなる→こどものまま成熟。
(ある程度まで成長したらだんだん遅くなるor止まるのでしょうが)
どっちかと言うと蛇みたいな成長の仕方でしょうか○×△



でっ。
結果、首の長い生物の出来上がり???

うーん、やはり、リハビリ、切れがありませんね。
DNA、分子レベルの報告があるといいのですが・・・



でも参考の動物のシルエットを見る限り、小さいキリンが大きくなっていったように見えてなりませんが、
実際のところは、
色々な長さの頸椎を持つ生物が化石として見つかっているようです。
外観が知りたいのは私だけではないでしょうね。


しばらく?休憩です。


そうそう、dumboが普段何をしているかということで、
こちらに新たにブログをもうけました。
そちらの更新はさらにたびたびになるかもしれませんのでご了承ください。

直接お会いになりたい方は歓迎いたします、幻滅するようでしたらすみません、笑
あらかじめお詫びしておきます。
その際、ソネブロの方はネームをお聞かせいただければ嬉しいです。
 
 
ミジンコのお話、その他、ご意見、ご相談、何でもお気軽にどうぞ。
(申し訳ありませんが、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください、
コメントは承認後表示するように設定していますので、
他の方に知られたくない場合、あらかじめおっしゃって頂きましたら開示いたしません)



タグ: キリン

ひとみの形 [その他(全ての生物)]

眼について面白い報告がありましたのでご紹介です。
有名な事らしいので、ご存知でしたらすみません。

Science Advances 07 Aug 2015:Vol. 1, no. 7, e1500391、からです。


猫.jpg
猫ですね。縦に長いひとみです。

この瞳は、獲物をとらえるために進化したらしいですね。
以前は色収差を抑えるため?とかが一番の理由だったらしいですが、被写界深度をかせぐためだそうです。
縦長の瞳.png
dumbo的な理解で図示しました。
被写体の位置がピント位置からずれると、
縦方向の被写界深度は深いために、ピントが合ったままですが、
横方向はピントが合わないといった感じでしょうか?

このことから、報告では、
猫の様な待ち伏せタイプの捕食者は、上下のピントが合っていた方が有利では?と結論づけています。


同じネコ科の、
ライオン01.jpg
ライオンさんのメス、
ライオン.jpg
オス、ともに、丸い瞳孔ですが、
これは、体の大きさが小さくないため、獲物をとらえるのに、上下動が少ないだろうということらしいです。

チーター.jpg
チーターも丸いでしょうか?

とはいえ、
猫01.jpg
ネコもまんまるの時があるのはいうまでもありません。(写真はそれほどでもありませんがねっ)


対する、横長の眼を持つ動物は、被食者である草食動物に多いそうです。

鹿.jpg
鹿さんです。

ヤギ02.jpg
ヤギさんですね。

報告では、左右の視野を広げるために、そうなのだということらしいです。


二つの瞳孔を持つヤモリなどのお話ものっておりますので、面白い報告ですよというお話でした。
タグ:

初期の眼を持つといわれる? ウズムシ・プラナリア [その他(全ての生物)]

ウズムシ.jpg
杯状眼とか呼ばれる眼を持った方ですね。左右に落ち窪んだ部分がそれでしょうか。
以前ご紹介しました。


横に並んだ細胞がくぼんでいるだけですので、像を結ぶことはできないらしいのですが、
ようやく眼らしいものと呼べるものが出来た最初ころの多細胞生物のようです。

とはいえ、この方はすでに神経などが整っていますので、この前段階が知りたかったのですが、
うーん、力不足で探し切れませんでした。

これ以前の生物では、光を感じる細胞が散らばっていたようで、単細胞生物と変わらない感じだったのでしょうか?

いろいろ面白い事が解りそうなのですが、
わかりましたらということで、

今日は、
なんだか、
中途半端な、
記事でした。
うーん難しいぃ。
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